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令和 3年第1回定例会 (第2号 3月 8日)

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  1. 高野町議会 2021-03-08
    令和 3年第1回定例会 (第2号 3月 8日)


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    令和 3年第1回定例会 (第2号 3月 8日)                令和3年         第1回高野町議会定例会会議録(第2号)        第7日(令和3年3月8日 月曜日)          午前 9時40分 開会     第 1 一般質問 2 出席議員(10名)    1番 大 西 正 人         2番 松 谷 順 功    3番 菊 谷   元         4番 新 谷 英一郎    5番 中 迫 義 弘         6番 中 前 好 史    7番 大 谷 保 幸         8番 所   順 子    9番 負 門 俊 篤        10番 﨑 山 文 雄 3 欠席議員(0名) 4 事務局職員出席者   事務局長  倉 本 文 和   書記    大 谷 至 子
    5 説明のため出席した者の職氏名   町長        平 野 嘉 也   副町長       西 上 邦 雄   教育長       森 下 英 男   会計課長      辻 本 寛 美   企画公室長     中 尾   司   総務課長      辻 本 幸 弘   税務課長      和 泉 ひろみ   観光振興課長    茶 原 敏 輝   福祉保健課長    尾 家 和 代   建設課長      小 西 敏 嗣   生活環境課長    松 本 嘉 文   防災危機対策室長  井 上 哲 也   診療所事務長    苗 代 千 春   消防長       中 西   清   教育次長      中 西   健   富貴支所長     植 田 達 夫                午前 9時40分 開会 ○議長(大西正人) 皆さん、おはようございます。  これから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。  日程第1、一般質問を行います。  質問の通告がありましたので、順番に発言を許します。  6番、中前君。 ○6番(中前好史) 改めまして、おはようございます。  議長より質問の許可を得ましたので、2点質問させていただきます。  私からの質問でございますけれども、1点目は新型コロナウイルス感染予防ワクチン接種と経済回復について。2点目はオリンピック開催での高野町の取組についてでございます。  それでは、まず1点目ですけれども、昨日、3月8日の和歌山県の感染者数は1,167名、死者18名、そのうち回復されている方が1,114名となっております。ありがたいことに高野町では感染拡大などは起こっておりません。  そんな中で、新型コロナウイルス感染予防のためのワクチン接種についてですけれども、これについてはどう考えているかということを思っておったわけです。そんな中で、3月2日、議会開会日に、町長より、町民へのワクチン接種についてはこのようにするというような概要を聞かせていただいております。  そのことにおきまして、福祉保健課からも町内回覧によりこのような回覧を町民の方に回してくれております。新型コロナワクチン接種が始まります。新型コロナウイルス感染症の発症者や重症者を減らし、感染拡大防止を目的とするワクチン接種が始まりました。本町においても、国が示す開始日から、町民様への接種を開始できるよう準備を進めています。ワクチン接種の概要(令和3年2月16日現在)の内容等々書かれております。  そんな中で、現在、福祉保健課、また高野山総合診療所では、どのような態勢をとっているのかを今日はお聞きしたいと思います。  その中で、経済が落ち込んでいるわけです。その経済の発展を回復させる上で、どのような現在取組をしているか、そのようなことも聞かせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  2点目のほうの概要ですけども、本町におきましても考えてくれていると思います。我が日本では東京オリンピックを開催されようとしておる中で、高野町としましてはどのような考えを持って取り組んでいくか、そのようなことも聞いていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  自席によってまたお聞きしますので、御回答をよろしくお願いいたします ○議長(大西正人) 答弁をお願いします。  尾家福祉保健課長。 ○福祉保健課長(尾家和代) おはようございます。  6番議員の御質問について、御説明をさせていただきます。  コロナワクチンの接種に関してでございますが、議員おっしゃるとおり、2月の最終週の金曜日に住民の皆さんに周知をさせていただきましたチラシに書いておりますことが基本的な形でございます。ワクチン接種を円滑に実施するためには、国から身近な地域において接種を受けられる仕組みづくりを構築するようにということで方針が示されておるわけでございまして、原則、住民票を有する市町村で接種していただくということが基本になります。そして、本町におきましては町内の3医療機関、高野山総合診療所、富貴診療所、花谷医院、いずれかで個別に接種いただくことを推奨したいと考えております。そのことから、3月5日、金曜日ですけれども、先週の金曜日ですけれども、3医療機関のお医者様、看護師、事務の方々にお集まりいただきまして、基本的なところの情報共有をいたしました。  なかなか、今のところ接種の開始時期等につきましては、国のほうのワクチン供給についてなかなか不安定な状況ということでございまして、高野町におきましては医療従事者の接種のほうもまだ始まっていないような状況でございます。その辺につきましては、後ほど高野山総合診療所の事務長から御説明があると思いますけれども、住民のワクチン接種に関しまして、シミュレーション等も医療従事者のワクチン接種のときにある程度順序立てて実施をするというようなところで行っていきたいと考えております。  接種当日の態勢でございますけれども、個別接種というのは、基本的に病院で予約を受け付け、病院で実施をし、全て病院のほうで行うというような形式でございますけれども、なかなかお医者様、看護師の数も十分じゃない中で、できましたら行政のほうもしっかりと協力しまして、円滑に接種が進むようなことで協力したいというふうに考えております。  接種券の発送時期につきましてですけれども、最初、3月の中旬というような話があり、その後3月の下旬というようなことになり、現在では4月23日までに発送するようにということで、国のほうからは指示が下りております。ただ、高野町におきましても接種の予約を受け付けいたしますのは、病院ではなくてコールセンターコールセンターを立ち上げまして、この3医療機関の予約を受けたいと思っております。そうなりますと、接種が始まります1か月前ぐらいにはコールセンターを立ち上げまして、予約を受け付けるというような形で実施していきたいと思っておりますので、ちょっとワクチン供給の時期がもう少し見えてきましたら、具体的に住民の皆様にはお示しできることと考えております。  何分そういうことで不安定な状況ではございますけれども、全国的に医療従事者から接種が始まりましたので、先日のチラシ配布ということに至っております。また、今後、細やかに住民の皆様には情報をお伝えしていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(大西正人) 苗代診療所事務長。 ○診療所事務長(苗代千春) おはようございます。  6番議員さんの質問について御説明いたします。  福祉保健課と高野山総合診療所では、コロナウイルスワクチンについてどのような態勢を整えているのでしょうかということなんですけども、先ほど一般接種に関しましては福祉保健課長からも説明があったとおり、何分ワクチン供給のほうが不安定ですので、今後決まりましたら順次行っていきたいとは思っています。  私のほうから、医療従事者のワクチン供給について少しお話しさせていただこうと思います。  今現在では、医療従事者ワクチンにつきまして3月中旬より随時行っていける予定となっております。本日、3月8日月曜日、橋本市民病院に一部ワクチンのほうが届くようになっております。当院のほうは、早ければ当院の医師、看護師が3月15日午後より接種開始を行います。他の機関より早いのは、これは救急医療機関として指定を受けているためでございます。そのほかのワクチン供給につきましては、国から配分が入り次第、順次進めていきます。  また、町民向けワクチンの接種についてでございますが、町内3医療機関、先ほど福祉保健課長が説明しましたように、高診、富貴診、花谷医院で接種予定となっております。当院に関しましてはワクチン外来を開設し、高野山総合診療所2階の病室2室をワクチン外来で使用できるように、今準備のほうを行っております。  院内におけるシミュレーションのほうは、事前学習といたしまして、協力医療機関の動画であったり、当院医師作成の説明のスライド等を見て、一通りのシミュレーションは行っておりますが、実際ワクチン外来が始まるに当たって、どのような進みにするほうがいいかということは、15日から接種を行います医療従事者のワクチンのほうで一度検証し、いかに住民の方が滞ることなくスムーズに進めていくかということを今後も検討していきたいと思っております。  以上です。 ○議長(大西正人) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) 計画を立てているということで、ありがとうございます。  入ってきづらいというところで、日にちが見えない部分もあるわけですけども、その中で、受入れ態勢としてできるとすればどのようなことをしていくかを考えていく中で、高齢者の方につきまして、一人住まいの高齢者の方がいらっしゃったとしましたら、そんな方は町の職員さんが手厚くそのような連絡を取り合って、接種をしてくれるような態勢も考えているのか、そこをちょっとお聞きいたします。 ○議長(大西正人) 尾家福祉保健課長。 ○福祉保健課長(尾家和代) その件につきましては、まず高齢でお一人暮らしの住民の皆様におかれましては、ケアマネジャーさんとか、介護福祉の担当と関わりを持たれている住民さんなどでありましたら、そのあたりからお話に行かせていただくでありますとか、うちのほうの保健師、地域包括支援センターのほうからも丁寧に説明をさせていただきまして、予約を取らせていただきたいと思っております。  また、移動手段におきまして、私、先ほど高野山総合診療所、富貴診療所、花谷医院のほうで個別接種ということで申し上げましたけれども、なかなかお越しいただく手段がないというような住民の方にあられましても、少し工夫をいたしまして、集落単位で送迎の仕組みをつくらせていただく、もしくは、これもワクチンの供給状況にはよりますけれども、これからそれはお医者様とも検討していく課題の一つではありますけれども、集落に出向いて接種をするというようなことも一つの方法として検討していくというようなことで考えております。  以上です。 ○議長(大西正人) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) そのような態勢をとっていただけたらありがたいので、よろしくお願いいたします。  それと、高野山総合診療所におかれましては、先生方の安全、安心という部分で早く接種いただいて、それで住民にも臨んでいきたいわけですけれども、総合診療所にしましたときに、住民の方が待合をする場所とかも確保するのか、ちょっとそこもよろしくお願いします。 ○議長(大西正人) 苗代診療所事務長。 ○診療所事務長(苗代千春) 議員のおっしゃっているワクチンについての待合の場所なんですが、やはり一般の外来とは分ける必要がございます。そのことによって、2階病室前、少しちょっとフリースペースのところがございまして、そちらにスペース、いす等を配置し、待機していただく場所のほうを確保しております。  以上です。 ○議長(大西正人) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) その待合をしていただいている方にちょっと心配している方もいらっしゃるかと思います。アナフィラキシーショックといいますか、そんなことを考えている方もいるかと思いますけども、そんな説明なんかもその場所でしてあげるということになりますかね。お聞きいたします。 ○議長(大西正人) 苗代診療所事務長。 ○診療所事務長(苗代千春) 接種される皆さんが一番懸念される点だと思います。まず、コールセンターのほうに予約を入れていただきまして、問診の確認をし、そして診療所では、一旦保険証と問診表のほうを出していただきまして受付という形をさせていただきます。2階の待機所で医師の説明で確認後、予防接種のほうをしていただきます。30分待機の間に、もろもろのショック状態の話であるとか、それ以前のいろんな冊子を配布させていただきまして、これはお持ち帰りを作成させていただこうと思います。近くには職員等を配置しておりますので、気分が悪くなった場合にはすぐ医療に切り替え、2診のほうで診察、重篤な場合も視野に入れ、皆様の不安を少しでも解消できるようには努めていきます。  大体予防接種で15分から30分の待機になっておりますが、当院のほうは30分待機し、看護師、または事務のほうもいますので、入念に皆さんの体調管理を確認しながら予防接種、ワクチンのほうを接種していきたいと思っております。  以上です。 ○議長(大西正人) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) そのように住民の方が安心できるような態勢をつくっていただけたらありがたいです。  このような特殊な機会なんで、特に福祉保健課と高野山総合診療所が連絡を取り合って、調整しながら進めていただきたいと思いますので、その辺、よろしくお願いいたします。  その中の心配しているところが、次は仕事はどのようにしていけるか。また、観光客をどのような受入れができるか、経済を回復させていけるか、そのようなことも次には考えていかなければなりません。そのようなとこにどのような考えを持って計画をされているか、ちょっとお聞きしたいので、よろしくお願いいたします。 ○議長(大西正人) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝)おはようございます。  議員御質問の件ですけれども、令和2年度におきまして、高野町観光事業者等緊急支援補助金、30万の補助金ですけれども、これで新型コロナウイルス感染症の罹患対策を後押しをさせていただきました。安心、安全の部分を後押しさせていただきました。高野町事業継続化支援金のほうで、打撃を受けた事業所への一時金の給付ということで対応させていただきました。  あと、コロナに負けるな聖地高野山応援プレミアム付商品券、それと南海電鉄との共同でやりました1万人御招待キャンペーン、これで秋からこの春まで、聖地高野山応援プレミアム商品券については住民さんの分が2月末で終わっております。南海電鉄の1万人キャンペーンについては3月いっぱい、ほぼいっぱいまで使えるような形で進めているんですけれども、そういったものを活用しながら、利用者を増やしていくというところで、今やってまいってきております。  以上です。 ○議長(大西正人) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) ほかの市町村から見ると、高野町はありがたい町だなということも聞いております。そのように本当に手厚い、住民のことを思って計画していただいて、そして進めていただきましたことには感謝しております。  その中でですけども、例えばですけども、観光関係にしましたときに、受入れする側の宿坊様であったりとか、また商工関係であったりとか、そのような方々と町が主になって、こんな場合なのでどのようにしていきましょうとか、また相談をしましょうとか、そういうような会合なんかもこれからはまた持っていくんですかね。今はちょっと難しいかもしれませんけど、そのような態勢はとっていくのでありますか。ちょっとそこだけお聞きいたします。 ○議長(大西正人) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 商工会でありましたり、宿坊協会でありましたり、そういったところとの協議の場ということなんですけれども、高野町には一般社団法人高野町観光協会、DMOをとっている観光協会がございます。この理事会というのが3か月、4か月ぐらいに1回ずつぐらい開かれております。その理事会の中でそういったコロナの対策の意見というのも交わされることがございます。こちらから町の事業についての説明をする場合もございます。そういったところで意見を聞いていく。あと、事務レベルでは商工会の事務局、宿坊協会の事務局、金剛峯寺さんも含めてですけども、いろいろと常にやりとりをしておりますので、そういった際でもそれぞれの状況というのを確認をさせていただきながら対応することができるのかなというふうに思っております。  以上です。 ○議長(大西正人) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) 課長がリーダーシップをとって、そこのところをよろしくお願いいたします。  それでは、2点目についてお聞きいたします。  先ほど申しましたように、日本では東京オリンピックが開催されようとしております。その中で、高野町としまして、教育委員会関係としましてもそうですけども、どのような態勢を今とっておるのか、計画しているのか、そこをちょっとお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(大西正人) 中西教育次長。 ○教育次長(中西 健) おはようございます。  ただいまの6番議員の御質問について説明をさせていただきます。  現在、オリンピック聖火については、高野町を通過するのは4月10日、土曜日でございます。時間といたしまして、大体スタートが4時半ぐらいからゴール、4時半に中の橋駐車場付近をスタートして、そして大門を午後の5時ゴールということで、約30分間のコースを考えております。 ○議長(大西正人) しばらく放送の間だけお待ちいただきますようお願いします。                 (町内放送) ○議長(大西正人) お願いいたします。
    ○教育次長(中西 健) 失礼いたします。  ということで、スタート、ゴールを述べさせていただきました。  そして、交通規制につきましては、大体スタート前の1時間前、そしてまたゴールしてから警察のほうが安全を確認して解除ということで、ゴールしてから約30分から1時間後ということで、その間については全面通行止めというような形で交通規制を行いたいと思っております。故に交通規制については大体午後3時30分から大体6時ぐらいをめどで、交通規制を行いたいと考えております。  特に、交通に関しては変更はございません。中の橋を出発して、そして表通りを通って、伽藍境内を通って、そして大門をゴールにするというところでございます。  ただ、コロナ禍ということでもございますので、先日より事務担当者会もあったんですけども、やはりオープニング、スタート前のミニセレブレーションというのがございますけども、それについては時間短縮ということで、開催地の首長の挨拶だけになってしまいました。というのは、当初、昨年の予定では子供たちの太鼓とか、あと総本山金剛峯寺の総長のお言葉とか、そういうのも予定はしておりました。また、伽藍境内におきましても、専修学院の学生の皆様を両脇、沿道の両脇で声明をしていただくとかいうのも少し計画もしておりました。ですけども、できるだけ沿道には進んで人を集めないというような方向にもなってきておりますし、あとスポンサーの先導車についても、サンプリングといって、粗品というか、そういうのを配布しながらパレードをするというのもあったんですけども、それも自粛するような方向で行っておるところでございます。  あと、警備についてなんですけども、警備については昨年と同様に、町の職員とか、あと本山のほうの職員の方々、消防団のほうにも少しまたお手伝いを御依頼するというような方向ではしております。全体的には、少し縮小ムードにはなりますけども、実施の方向でということで今現在動いているところでございます。  以上です。 ○議長(大西正人) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) 答弁ありがとうございます。  新型コロナウイルス感染拡大を防ぐという意味で、規模を縮小してのオープニングであったりとかを今聞かせてもらったわけですけども、その沿道での聖火ランナーを心から応援したいといいますか、そういう場合には、その場所には行っては駄目ですよという、そこまでの制約はないんですかね。そこをちょっとお願いします。 ○議長(大西正人) 中西教育次長。 ○教育次長(中西 健) 特にこちらから来ないでくださいというような、そういう広報はしないようにはするんですけども、ただ実行委員会なり、JOCとかの実行委員会であれば、リアルタイムで、それこそユーチューブ等で流しますので、それを御覧くださいというような言い方でこちらは聞いております。これ以降、リレーが来るというような可能性は非常に低いかなと思いますので、できるだけ密を避けて観覧していただければというふうには思っております。ですので、ここへ来てくださいとかじゃなしに、沿道で密を避けて応援してくださいというようなことになるかなと思っております。 ○議長(大西正人) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) その点は理解いたしました。  その中で、このオリンピックの記念する年としまして、何か催し、その期間ではなしに、1年間を通じて何かそういう計画はされていないのかどうかをお聞きいたします。 ○議長(大西正人) 中西教育次長。 ○教育次長(中西 健) 御質問について説明させていただきます。  オリンピックの記念のための何か記念行事というような具体的なものというのは今のところ計画にはありませんけども、今、トーチとあとユニフォームを購入しますかということで県のほうから希望を聞かれております。うちとしては購入したいということでちょっと希望を出しております。まだ、抽せんにはなるんですけども、それが買えることになれば、実際学校とか、そういうところに持っていって、実際に使われたもんやということで、手に触れてもらうとか、見てもらうとかというのも考えております。  また、オリンピックとは関係ないんですけども、ちょっと優先的にまた新たな事業とかいうのもございますし、そこら辺、例えば夏に高野山会議2021であるとか、あと国民文化祭が11月に開催されます。そこら辺もまた力を入れていきたい部分でもありますし、そこら辺でまたオリンピックにちなんだ何か行事ということも、今後何かの形でできればとは思っておりますけども、検討していきたいというふうには思っております。  以上です。 ○議長(大西正人) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) オリンピックに関係してる事業としまして、例えばですけども、今までオリンピックに出られて活躍された方々を招いて、そういう講演であったり、そういうことは可能になるような仕掛けはできないでしょうかね。 ○議長(大西正人) 中西教育次長。 ○教育次長(中西 健) また予算的にも絡んでくる部分でありますし、またそういう事業で何か補助事業的なものがあればと思いますので、そこら辺は調べさせていただいて、可能な限り実行できればということで検討していきたいと思います。 ○議長(大西正人) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) 日本にオリンピックの競技がやってくるというのは、なかなかこの先何年先、何十年先になるかも分かりませんので、そこは記念すべき年として計画していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  町長、何か考えがありますかね。 ○議長(大西正人) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) おはようございます。  中前先生からは大切なワクチンの話、そして今年のオリンピックの話等をしていただきました。ワクチンに関しては、来年度、令和3年度の一大事業、これをしなければこのコロナ禍は乗り越えられない。だから、やはり住民の皆様にこのワクチンの必要性、そういったものをしっかりと丁寧に説明してまいりたいというふうに思っております。  しかし、これは希望接種でありますので、強制することはできません。でも、私たちのこの町は多くのお客様をお迎えするところでありますので、しっかりそのあたりを住民の皆様に説明していきたいと思います。  また、高野山総合診療所の田中院長代理先生、院長予定者ですね、院長先生をはじめ、富貴の田中先生、そして町内の民間の医療機関の先生方がチームワークをとって、何とか国からのワクチンをしっかりやっていこうというような形でスクラムを組んでいただいております。  当然、アナフィラキシーショックなど副反応とか、そういうところが心配であるというふうなこともありますが、もしものときのことも考えて、救急体制、それは確実に運用できるようにそういうつくりをしていきたい、そのように考えております。  また、経済対策のことも言っていただきました。今年度もいろいろなことをさせていただいた。日本の中でも数少ない自治体であったのかなというふうにも思います。そのおかげというたらちょっと大きな話になって申し訳ないんですが、この高野町では店を閉じる、コロナで店を閉じるというようなことはなかったというのが、少しうちの町の事業として、また県の事業、国の事業、いろんなものを活用したおかげかな。少しは下支えさせていただくことができたのかなというふうに思います。やはり雇用を守るということは、住民の皆様の仕事場を確保するということが非常に大切なことでありますので、一定の効果は出たのかなというふうにも思っておりますが、いろいろな商店、また事業所、いろんな機関の御意見もまた伺いながら、どのような観光施策が必要なのか、そういったものを今後も考えていきたいと、そのように思っておるところであります。  今後、金剛峯寺を中心になると思うんですが、商店の中の空き家とか、そういったものも今いろんなところで課題となっているところであります。当然これは経済対策にも関係してくることでありますので、新年度、金剛峯寺さんのほうにそういうような、空き家を解消していくような協議会を設置したいという旨を総長さんに話しかけていきたいと思います。事務レベルではそういう協議体を作ろうという話はしておりますので、あとは総長と私の間でそういうものができないかというのを研究していきたい、そのように思っておるところであります。  また、オリンピック関係でございますが、今年、やはりコロナということで、非常にオリンピックの事業がしにくい状況になってきている。それは事実であります。数十年ぶりに、50年、60年ぶりに日本で開催されるこのオリンピック。今年1年、全ての事業がオリンピックに関わる事業で、全部がオリンピックの事業というような意識で、大きな数で外国からお客様が来るとか、そういうことは、なかなかかなうことはできませんが、雰囲気をしっかり出していって、コロナであるけれども2021年にオリンピックが開催された、そういうあかしをそれぞれの自治体、特にうちとしては高野町の中で、住民の皆様に、また子供たちに、記憶に残るようなオリンピックの事業にしてまいりたいというふうに思っておるところでございます。  したがって、今年1年、来年度を含めて、コロナのワクチンの必要性もして、そしてオリンピックの大切な1年でもあるということを住民の皆様にしっかり周知できるように努力してまいりたいと思います。  以上でございます。 ○議長(大西正人) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) 答弁ありがとうございます。  高野住民が元気で健やかに過ごせる1年になるように、どうぞ努めてください。よろしくお願いいたします。  以上で、私の質問を終わります。 ○議長(大西正人) それでは、順番に発言を許します。  2番、松谷君。  皆さんに申し上げます。議場の後ろの出入口でございますが、換気優先のために開放させていただいておりますので、御協力をお願いいたします。 ○2番(松谷順功) 質問の機会を与えていただきましてありがとうございます。  私からの質問事項はマイナンバーカードについてです。  これは平成27年からスタートした事業だと思うんですが、10月からスタートした事業だと思うんですが、今も庁舎表玄関のところに、「マイナンバーカードを作りませんか。内閣府」とののぼりがあります。政府は子育て支援や介護保険など、市区町村が窓口となる住民サービスについて、全自治体でマイナンバーカードによるオンライン申請を可能にする。現在は全1,741市区町村のうち約800自治体が対応していない。2021年度、本年度ですね、専用サイトにつながる無料の共通システムを導入し、地方行政の効率化や住民の利便性の向上を急ぐとされているが、高野町として今後どのように対応される予定か、まずそこから御答弁いただきたいと思います。よろしくお願いします。  後は自席で行います。 ○議長(大西正人) 辻本総務課長。 ○総務課長(辻本幸弘) おはようございます。  ただいまの御質問につきまして、御説明をさせていただきます。  まず、現行では各自治体がオンライン申請ができるよう整備する必要があるため、費用対効果等の関係から導入を見送っておりました。理由といたしましては、マイナンバーカードの普及率、各種手続の該当者、オンライン申請を行う人となってくると、ほとんど利用者が見込めないであろうというふうに現状は考えております。  今後、住民サービスに直結する児童手当、介護保険の各種手続、約40種類ございますが、において、国が標準仕様書を作成し、マイナポータル経由でオンライン申請ができる機能を国が今年の5月に整備する予定となっております。各自治体側のシステム整備の補助金も予定されているので、国の動向を注視しながら、システム事業者と連携をとって、今後は住民の利便性を図れるよう検討してまいりたいと思っております。まず、国のほうのシステムですね、このオンライン申請ができるようになれば、順次、高野町のほうといたしましても検討していきたいというふうなことにしております。  以上でございます。 ○議長(大西正人) 2番、松谷君。 ○2番(松谷順功) 現在のところ、費用対効果でほとんど利用されている人がいないということなんですが、国の動向を見ながら考えていきますよということでございます。  全国的にマイナンバーの普及率が25%ぐらいと言われてますが、高野町の普及率はどのくらいか。何名ぐらいが取得されているのかというところをお伺いしたいと思います。  また、現在、どのように利用されることができるのか。また、どのようなメリットがあるのか。まず、先ほどのお話ですと、ほとんど利用できないような感じだと思いますが。  平成27年の10月にこのマイナンバーカードの交付についてのお知らせですね、個人番号の交付申請の御案内という形で出てます。これによりますと、マイナンバーカードをとればこんなメリットがありますよという形で書かれております。まず、身分証明書として使える。これ1枚で、ここでも保険証の話が出てますね。印鑑証明であるとか、図書カードであるとか、保険証というようなことを考えていくような形の予定ですという形で書かれてます。それから、各種行政手続のオンライン申請も可能になりますよと。各種民間のオンライン取引についても証明できますよと。コンビニなどで各種証明書の取得もできますよということで、ええことばっかり書いてあるわけですけども、要するに費用対効果ということになってくると、非常にその辺が難しいということのお話でございました。  全国的に、先ほども言いましたようにマイナンバーカードの普及率が25%と言われてますが、高野町の普及率をまずお知らせください。それから和歌山県ではどのくらいの順番のところにおるのか、何位ぐらいなのかというのも気になるところでございます。取得、何人が取得されているかというのを、もし説明いただければお話しいただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(大西正人) 辻本総務課長。 ○総務課長(辻本幸弘) ただいまの御質問につきまして御説明を申し上げます。  まず、高野町の普及率でございます。令和3年2月時点で24.6%ということで、国の約25%とほぼ同じ普及率ということになっております。また、和歌山県内30市町村の中におきましては上から5番目に普及率がよいというようなことになっておりますが、何分24.6%でございます。ですので、まだまだ今後100に近づけていけるように持っていきたいというふうにも考えております。  また、マイナンバーカードの利用方法等でございますが、先ほど議員からもございましたように、主には身分証明書というような形で、免許証のない方、パスポートのない方、顔写真の必要な証明書に利用できるということで、そういったことに使っていただけるということになっております。  それから、今の時点でしたらマイナポイントということで、5,000円分のポイントが付与されるというふうなことにもなっております。  ただ、高野町におきましては電子申請の手続、先ほど申しましたようになっておりませんので、各種オンラインでの申請、児童手当、介護保険ですね、そういった申請、あるいはコンビニでの住民票、印鑑証明の取得、こういったところはまだまだ今後、これからの動向によって検討していくということになります。  以上でございます。 ○議長(大西正人) 2番、松谷君。 ○2番(松谷順功) 現在ですと、身分証明書以外にほとんど使えないということでございます。今現在、マイナポイントで5,000円の付与があるんで、2020年9月から開始されてますマイナポイント事業ですか、キャッシュレス決済サービスを通じてマイナンバーカードの所有者1名につき最大5,000円のポイントの還元を受けることができますというふうな内容が出てます。これぐらいしか今のところ使えないということですが、高野町のホームページというんですか、見てみますと、約4通出てきます。その中で、まず高野町で社会保障と税番号、マイナンバーについてということで、制度についての部分が出てまいります。これは平成28年1月以降、順次国の行政機関や地方公共団体において社会保障・税、災害対策の分野で利用されます。例えば税の手続、医療保険、雇用保険などの社会保障の手続ではマイナンバーの記載が求められていますということで、皆さんにマイナンバーをもう皆さん与えられてますので、ナンバーだけ書けばええという形になろうかと思うんですけども、こういうことが書かれてます。  それから、税務署への申告につきましては、平成28年度から税務署に提出する納税証明書交付申請書など、申請書、届出書に社会保障・税の番号(マイナンバー)の記載などが必要になります。これが1枚のお知らせです。  それから、高野町ではマイナンバーカードを作るために、令和元年11月からマイナンバーカードの交付申請による顔写真の撮影を実施しております。いわゆるサービスですね。顔写真を撮ってあげますよと。マイナンバーカードの協力をしますよというような文書が出ています。  それから、マイナポイント、先ほど言いましたマイナポイント5,000円のポイントですけども、これにつきましても令和元年11月より、高野町ではマイナポイントの予約の支援を実施しております。マイナポイントの予約の支援が必要な方はお気軽に来てくださいということで、高野町の総務課の窓口係へ来てくださいよというような案内があります。  それから、もう1点ですけども、児童手当ですね。児童手当につきましても、受給者所得が所得限度額以上、制限限度額以上の場合、児童手当は支給されませんが、当分の間、特例の支給がされますよということと、そのときに必要な書類として、印鑑、保険証、それから預金通帳、それからマイナンバーカードもしくは個人通知カード、それから本人の確認できるもの(免許証等)というふうに書かれてまして、要するにこれもナンバー、番号通知さえあれば受けられますよということで、実はマイナンバーカードというのはほとんど必要ないような現状になってるんじゃないかなと思うんですけども。  ただ、今年の21年3月度からスタートすると言われてますんですが、健康保険証として21年3月スタートとされていますが、高野町の体制はどうですかということで、これ申請すれば今現状、今後申請すれば取れるようになるんではないかなというふうに思うんです。これが本格的に利用されるようになりますと、過去の処方された薬であるとか、特定健診の結果であるとか、お医者さんへの連携ができ、他の病院でも災害時に使え、お薬手帳も要らなくなる。また、高額医療療養制度の適用がカードリーダーによる受診で適用されると。カードリーダーによる受診で確定申告時の領収書も要らなくなり、e-Taxとの連動、控除が可能になるとメリットが多いとされてますが、高野町はこの保険証としての利用を考えておられるのか。また、その前の児童手当等々のところにつきまして、御説明いただきたいと思います。 ○議長(大西正人) 尾家福祉保健課長。 ○福祉保健課長(尾家和代) 2番議員の御質問について御説明させていただきます。  まず、児童手当の件でございます。こちら児童手当に限ることではないんですけれども、議員おっしゃるように、マイナンバーカードが作られていなくても、マイナンバーを記入いただくことである程度手続が簡素化されるような部分が出てきております。中間サーバーを介したマイナンバーによる税関係情報の連携ということで、子育て支援制度や介護保険につきましては、マイナンバーを活用した行政間の情報連携、電子化については運用を開始しているところでございます。具体的には、税情報の連携等でございます。例えば、児童手当の対象となる御家庭が転入された場合の手続で御説明させていただきますと、転入の際に新たに高野町での児童手当の申請が必要となり、添付書類として、前住所地での所得証明等の税務関係の証明書の提出を求めておりました。しかしながら、現在はそれがこのマイナンバーの連携により不要となっております。  これに関しましては、私どもの事務の効率化にも当たりますけれども、住民の方々に証明書をとってきていただくというような手間を省く利便性が高まったということが言えるのではないかと思っております。  もう一つ、保険証の件です。私のほうからは、国民健康保険と後期高齢者医療保険について御説明させていただきます。まず、資格確認といいまして、保険証発行側の、私どもの業務ですね、保険証を発行する側としましては、システム改修について国の方針に従い、令和元年度から今年度にかけて、医療機関等からの資格確認に対応できるようシステム改修を行っております。今年度末までには完了する予定でございまして、今後はマイナンバーカードリーダーを導入している医療機関においては保険証の代わりとして使えることに加え、限度額認定証の発行が不要となります。  もう一つ、健康管理のことです。健診の情報等が確認できるというお話ですけれども、マイナポータルを活用して御自身の特定健診の情報を確認できるようになります。今年度末の運用開始を目指し、国、県、国保連との調整中でございます。令和3年度10月からは、本人の同意が前提ではございますけれども、医療機関において薬剤情報を取得できるようになるというようなこともこの先予定しております。  また、こちらも令和3年の10月からですけれども、マイナポータルを活用し、医療費情報が確認できるようになりますので、令和3年分の確定申告書作成に当たりマイナポータルから医療費控除の自動入力が可能になる予定でございます。こちらは国民健康保険、後期高齢者医療、この2点についてでございます。  以上でございます。 ○議長(大西正人) 2番、松谷君。 ○2番(松谷順功) 今課長からの御説明によりますと、国民健康保険証として一応3月スタートというふうに言われてますけども、高野町もそういう体制を今つくりつつあるというふうに解釈してよろしいですか。 ○福祉保健課長(尾家和代) はい、そのとおりです。 ○2番(松谷順功) 申請すれば取れるようになると解釈してよろしいですか。その辺のところを、いつからできるのか。また、これを取るに対して町として支援するのかどうか、その辺のところ。例えばスマホで取れるとしても、なかなか御高齢の方になりますと、なかなかパソコンで取ったり、パソコンに入力したり、スマホでというのはちょっと難しいかと思うんですが、先ほどの写真のように、町として応援してあげるのかどうか、その辺のところをちょっとお伺いしたいと思います。保険証として要するに使えるようになりますと、その辺の応援をしていただけたらありがたいかなというふうに思うのですが、その辺のところをお答えいただけたらありがたいです。 ○議長(大西正人) 辻本総務課長。 ○総務課長(辻本幸弘) すみません。ただいまの御質問で、御高齢の方等の申請の際、なかなか難しいというような場合がありましたら、もちろん役場のほうに来ていただきましたら、こちらのほうでその旨、手続をするといいますか、お教えするといいますか、対応していきたいと思いますので、その際は役場のほうに来ていただいたら結構かと思います。  以上です。 ○議長(大西正人) 2番、松谷君。 ○2番(松谷順功) それはいつから大体できるようになるんでしょうか。時期ですね。お願いします。 ○議長(大西正人) 辻本総務課長。 ○総務課長(辻本幸弘) そのマイナンバーカードが保険証の役目を果たすという意味合いですよね。それはもう今現在でもできます。登録申請さえすれば保険証ということで利用可能になるわけですが、ただ医療機関が対応してないとそれが保険証として使えないということになりますので、高野町総合診療所はまだこれからということになりますので、使うことはできません。  以上でございます。 ○議長(大西正人) 2番、松谷君。 ○2番(松谷順功) とにかく保険証として保険証を作ることはできますが、利用することができませんということですね。この辺、県下ですとどの辺。まだ全く使えない状態なんでしょうかね。その辺のところが分かりませんが、作っても今のところ作っておくだけ、保険証と併用しなきゃいかんという状況だというふうに思いますが、そういう考えでよろしいですか。  これが実施されるようになりますと、マイナンバーカードの被保険者として使用する際に、本人確認が要るということになります。4桁の暗証番号を忘れる人がおるということで、厚労省では顔認証で本人確認ができるようにするために機器を全国の医療機関、薬局等に無償配布していると言われていますが、高野町の医療機関ではそのような形で顔認証のオンラインの資格確認に必要な顔認証のカードリーダー等を申し込んでいるかということをお聞かせいただきたいんです。今現在、無償で配布しているということですが、先ほどの話ですと対応できないということにもなりますし、申し込んでないんではなかろうかなと思うんですけども、現在、そういうものがありますよという話は出てます。それにつきまして、事務長、どうでしょうか。 ○議長(大西正人) 苗代診療所事務長。 ○診療所事務長(苗代千春) 議員おっしゃるとおり、先ほど総務課長のほうから説明いたしましたように、町立診療所では現時点では申込みのほうは行っておりません。県内自治体病院、様々な意見等がございまして、やはりマイナンバーカードの普及率、そして導入後の維持管理ですね、費用対効果等を考えて、慎重に検討していきたいと。国のほうは3月4日からプレ運用ということで、都市部において少し運用のほうが始まっています。その中身をまた検証し、今後、カードリーダーの申込みを、こちらのほうも検討していきたいかなと思ってます。
     以上です。 ○議長(大西正人) 2番、松谷君。 ○2番(松谷順功) そうなりますと、まず高野町ではそういう考えで対応できませんというか、しても二重になりますよという形なんですが、例えば他府県から来られて、保険証を持ってこられて、要するにほかのものは何も要らんわけですから、高額医療の問題もいろいろ皆解決できるわけですから、それを提示されたときどう対応されるんですか。 ○議長(大西正人) 苗代診療所事務長。 ○診療所事務長(苗代千春) 他府県から当町のほうでしたら来られる場合もあろうかと思うんですが、導入してない場合はマイナンバーカードを見せていただいても保険情報等の吸い上げができません。誠に申し訳ないんですが、従来どおりの、導入するまでは、保険証の提示のほうをお願いしたいと思っております。  以上です。 ○議長(大西正人) 2番、松谷君。 ○2番(松谷順功) いやいや、私のまちでは保険証として使えますよと言われたときに、高野町として保険証を再度どうやって、保険証の代わりになるようなものをどうやって求めるというか、提示を求めるんですか。カードさえ持ってきたら別に何も問題ないというふうに言われたときに、高野町としてどうされるんですか。 ○議長(大西正人) 苗代診療所事務長。 ○診療所事務長(苗代千春) 全国的にマイナンバーカードで保険証の代わりができるよというふうになっておるんですが、カードリーダーを導入し、システム改修ができていない機関に関しましては、従来どおりやはり保険証のほうになってきます。保険証をお持ちでない方に関しましては、後日、やりとりをさせていただきまして、保険適用の金額を請求させていただくような形になります。  以上です。 ○議長(大西正人) 2番、松谷君。 ○2番(松谷順功) いわゆるもう持ってないというか、マイナンバーカードだけの場合は、持ってこられた場合は後日、そういう書類なりを送っていただくという形で対応したいということでございますね。  ただ、高野山は観光地でございます。将来できるだけ早い時期にこういう体制をつくったらどうかなというふうに思うんですけども、ただこれも費用対効果といわれればこれもう永遠にできへんような気もしないわけではありません。その辺のところ、マイナンバーカードの普及と併せて認知度、それから利便性の向上、費用対効果等課題はいろいろありますけども、高野町として最終的にどういうふうに取り組まれるのか、町長、答弁をお願いします。 ○議長(大西正人) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 松谷議員、ありがとうございます。  マイナンバーカードということで、一昨年、定額給付金のときに一旦有名にもこのマイナンバーカードがなったかなというふうに思います。このマイナンバーカード、国策ですよね。これを各地方自治体、1,741の自治体に丸投げし過ぎだというふうに思います。もともと主管省庁は総務省であって、これができる内容といえば厚生省のこともできるし、今後免許証にするとなれば国交省も関係してくるであろうし、税情報に関したら財務省になってくるでしょうし、全省庁に関わってくるんですね。国の中で省庁の縦割りがある中、ずっとこれは進みません、残念ながら。その進まないのが分かりながら、早うせえ、早うせえというて、地方自治体に補助金も出さなくて絶対これは進むわけがないんです。  先ほどから費用対効果という面でありますが、これは効果は絶対あります。でも国の省庁が、今、規制改革等で縦割り打破というようなことをやっていただいておるんですが、これがしっかりやっていただけたら効果は抜群に出てくるんかなというふうにも思います。それに従って費用も国費を出していくように、やはり私たちから声を上げていくということが大切なことかなというふうにも思います。  それと、やはりチラシとかではこのマイナンバーカードを取得するとこういう便利さがあるよというのは全面的に書くんですが、やはりこれも東京等でするとどういうふうに便利になるかというのがやはり基準になっておって、いろいろな地方自治体、いろんな地域がございます。全てそのパンフレットどおりに、宣伝どおりになるということは、もう少し国も分かりゃええんかなというふうにも思います。  それと、5番目ということで、普及率でいえば和歌山県の中でも5番目ということでいい。でも25%。5番で満足したらいいのか、25%で反省しなければならないのかということがありますが、結局これが現状なんですね。やりなさい、お金はこれだけ出しますから、あと自治体でこれだけ出しなさい。これでは進むことはないと思います。  だから、したがって先ほどから言いますように、国のほうに責任を持ってこの事業を進めるように、町村会、また議長会、地方六団体が協力して、この総務省がやるマイナンバーカードを全国的に普及するように、そして効果がばっちり出るように、我々は声を上げていかないとというふうにも思いますので、今後、まちの中でどうするこうする以前に、そういった要望活動をしっかり進めてまいりたいと思います。 ○2番(松谷順功) ありがとうございました。私の質問はこれで終わります。 ○議長(大西正人) それでは、しばらく休憩いたします。  11時よりお願いいたします。            午前10時49分 休憩            午前11時00分 再開 ○議長(大西正人) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続けます。順番に発言を許します。  3番、菊谷君。 ○3番(菊谷 元) 皆様、こんにちは。  まず、初めに2020年初頭から町民にコロナ対策支援活動をしていただき、町長はじめ医療職、一般職、消防職の皆様には大変感謝しています。また、係長職の皆様におかれましては、コロナウイルスワクチン接種の対応をしていただけるとお聞きしました。通常業務もある中で、関係職員さんは激務になると思われますが、引き続き対応のほうをよろしくお願いいたします。  それでは、私の質問内容ですが、高野町民と町職員の在り方について、今回はお聞きしていきたいと思います。  1番として、町職員全体の町外、町内居住の割合や実態についてお聞かせください。  後は自席からの質問とさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(大西正人) 辻本総務課長。 ○総務課長(辻本幸弘) 失礼いたします。  ただいまの御質問につきましては、町職員全体の町外、町内居住の割合や実態ということです。令和3年1月末時点の全職員数138人中、高野町内居住者75人、高野町外居住者63人であり、54.3%が高野町内居住者であり、45.7%が高野町外居住者となっております。  また、高野町外に住んでいる職員は、おおむね結婚後、自身の持家を建て居住して高野町外に住まわれているというものかと思われます。  以上でございます。 ○議長(大西正人) 3番、菊谷君。 ○3番(菊谷 元) 全体の45.7%が高野町外からということなので、町長も先ほど言われてましたが、高野町の土地というとこで非常に金剛峯寺さんとの関係もあり、土地を買う、そういう行為が非常に難しい場所だと思われます。  今後、やはり職員さんが住めるような環境づくりも町として、またまち全体として考えなければならないとこかと思いますので、この辺、先ほどの町長さんの答弁があったのでもう納得はしていますので、そういうふうな方向性を近い将来できるのかどうか、その辺、町長さん、答弁をよろしくお願いします。 ○議長(大西正人) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 3番議員のお尋ねにお答えさせていただきます。  お尋ねの件について、住宅が不足しているというような件になろうかなというふうにも思っております。議員おっしゃるように、高野山地区におかれましては、やはり金剛峯寺の所有地が多いということで、私有地がなかなか取得できないというのが現状であります。また、現在空き家もたくさんありますが、それをリノベーションして再度住宅に貸すというのも、なかなかこの決まり上、難しいことかなと思います。  新しい職員の住む環境というのは整備を当然していかなければならないと思いますので、次年度で職員住宅の建設についていろいろ考えていこうということを関係各課に宿題を出しております。早ければ令和4年度ぐらいからそういったものの着手ということにつながってくるかなというふうにも考えております。  また、今現在、空いておる職員の住宅に関しても、修理等をして、いろいろな職員に住んでいただくようなことも順次進めていきたいとそのように思っております。  以上です。 ○議長(大西正人) 3番、菊谷君。 ○3番(菊谷 元) ありがとうございます。  できるだけそのような環境づくりをしていただいて、次ですけども、一般職、医療職、消防職の町内、町外居住の割合、それとまたこの辺の実態についてもまたここでお聞かせ願います。よろしくお願いします。 ○議長(大西正人) 辻本総務課長。 ○総務課長(辻本幸弘) 失礼いたします。  それでは、各職種別につきまして、一般職、医療職、消防職につきましての町内、町外の割合ということで御説明を申し上げます。  まず、一般職でございます。94人中、高野町内居住者46人、高野町外居住者48人であり、48.9%が高野町内居住者、また51.1%が高野町外居住者ということになっております。  また、医療職でございますが、これは富貴診療所も入ってございます。20人中、高野町内居住者11人、高野町外居住者9人であり、55%が高野町内居住者、また45%が高野町外居住者ということになっております。  消防職につきましては消防長のほうから御説明をさせていただきます。  以上です。 ○議長(大西正人) 中西消防長。 ○消防長(中西 清) 私のほうからは、3番議員御質問の消防職員の町内、町外居住の割合及び実態について御説明させていただきます。  まず、その前に、この居住問題につきましては、3代前の町長時代に初めての服務規程違反者を出したことから端を発し、何ら対策が講じられることがなかったことから、違反者が一時期最大7名まで膨れ上がってしまったことで、平成26年に就任されました現町長が真剣にこの問題の是正に取り組まれた結果、取りあえず違反者全員住民票は高野町に戻していることをお伝えしておきます。しかしながら、住民票と居住問題の課題として残る生活の拠点、すなわち家族との生活の拠点が高野町にあるのかとの観点から見れば、消防職員の町内居住の割合は75%となってしまいます。  なお、実態につきましては、消防職員24名中、家族が高野町外に住民票を置いて別居している職員は6名であり、この6名につきましても、住民票を高野町に戻しておる中で、非番時には高野町内に居住していることとなっております。  以上でございます。 ○議長(大西正人) 3番、菊谷君。 ○3番(菊谷 元) ありがとうございます。  消防署内で6名、これは大分前から僕もいろいろ聞くこともあり、分かっているつもりですが、今後の課題、高野町の課題として、実態調査に向けて、お山を美しくする会と町民が活動する場がありますよね。そういうところに住民票を置いてるだけでなく居住しているのであれば、朝からの町内清掃等に出てこれるような、そういう気も僕はするので、今後1年間、本当にそういう職員の方々が町民のそういう行事に対して協力的かどうか、町のほうでデータ収集をしていただき、また今後、僕はこういう質問を投げかけていくので、そのときにデータとしていただくことは可能でしょうか。よろしくお願いします。 ○議長(大西正人) 辻本総務課長。 ○総務課長(辻本幸弘) 失礼いたします。  ただいまの御質問でございます。地域のお山を美しくする会等の参加ということでございますが、地域の行事につきましては、町職員として参加等の実績は今現在はとっておりません。しかし、当然地域住民の方との関わりも大切なものでございますし、職員が積極的に参加し、交流を深めることが必要と考えております。今後、各行事への参加実績、これは一度集計をいたしまして、役場職員として進んで各地域で参加するように、全職員に検討していきたいと思っております。  また、データといたしましても、一応1年間、取りあえずいろんなデータをとった上で、また御参考にさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 ○議長(大西正人) 3番、菊谷君。 ○3番(菊谷 元) データ化のほうをよろしくお願いいたします。  次、3番としまして、町政における危機管理としての住民サービスとはどのようなものですか。ここはやっぱりみんなが思っていることなので、町民みんなが思っていることなので、町外通勤者が多く、町内会組織とのコミュニケーション不足、夜間の災害時にはやっぱり専門的な人材がみんなやっぱり欲しいと思ってます。そのようなときに町行政として町民にどのような安心感と行政としてのサービスを与えられるのかなというとこで、もう行政として聞きたいんじゃなく、そこには人情も入れてお答え願いますか。よろしくお願いします。 ○議長(大西正人) 井上防災危機対策室長。 ○防災危機対策室長(井上哲也) おはようございます。  人情を入れてということなんですけども、私のほうからは、町政における危機管理というところで、議員が心配されてます町内会組織とのコミュニケーション不足、それと夜間の災害時における人材不足というところでちょっと御説明をさせていただきます。  まず、町内会とのコミュニケーションというところなんですけども、まず私ども防災危機対策室としましては、30年1月から町内会イコール自主防災組織ということで指定させていただきまして、それ以降は町内会、それから富貴・筒香におかれましては区になりますけども、そういうところで自主防災組織ということでの関係づくりに取り組んでおります。  毎年1月になりますと、高野山地区の町内会長を集めての町内会長会議、そして2月になりますと、連合町内会長会議がございますけども、その中では、各町内会さんに携帯番号の入った役員名簿の提出、これは何かあったとき、非常時に直接その町内会地区との連絡がとれるようにということで、その名簿の提出の依頼をしております。  それから、避難所運営リーダー養成講座。これも毎年やっているわけなんですけども、ここへの役員さん、役員さんが無理であれば、どなたかその地区の中からとにかく各地区最低1人は出してくださいというふうなところで、参加依頼をさせていただいてます。  そして、また町のほうからは自主防災組織に対しての補助金という制度がございます。資機材を買うであるとか、毎年の活動であるとか、そういう内容に応じて補助金を用意してあるわけなんですけども、そのあたりの利用についても御案内をしております。  こういう各地区での防災の取組をちょっとでも推進していただきたいというこちらの思いをそういう席上を利用しまして、それとまた防災担当である私の顔を皆さんに知っていただきたいというそういう思いもあって、そういう席上ではこちらのほうから極力案内をする機会を持っているところです。  それから、毎年今度11月、12月頃になりますと、年末になれば高野山地区については毎年町内会長が変わるというところで、年末の地区によっては町内会の総会というのがあるところもあると思うんです。そういうところで次の会長なり何なりに引き継いでいただくとか、また町内会に対していろいろこちらからの要望であるとか、そういうようなことをお知らせいただきたいなというところで、高野山地区の会長さんを対象にした防災懇談会というようなこともずっと開いてきております。  高野山内についてはそういうところでやってるんですけども、周辺地区とか、あと富貴・筒香地区の区長さんとかについては複数年継続されるところが多いので、そういう地区との間ではだんだんいろいろ話をする機会もありますし、複数年というところで顔なじみになっていくというようなところもありますので、コミュニケーションというのはとりやすいのかなというふうには考えてます。  あと一住民として私もこの高野山に住んでるわけなんですけども、町内会とコミュニケーションを取るということは、ただただそこに住んでるだけじゃあ駄目やなと。私も20台前半の頃から地元の町内会のいろいろ総会であるとか、いろんな行事ごとについては、もうほぼほぼ休むことなしに参加させていただきました。この年になって、だんだんようやくその地区の皆さんにも信頼されてはきたんかなと。役場の職員として、その町内会の総会なんかで話をすることもあるんですけども、そういうときにもちょっと好意的に耳を傾けてくれるようになったんかなというようなことは実感しております。  役場職員も最近はだんだんと、地元じゃなしに町外から職員になるということも増えてきてます。当然、顔見知りがいるわけでもない中で職員として働いていくわけなんですけども、うちの防災危機対策室の職員にも町外から就職した職員もおります。今、摩尼マンションのほうに住まわせてはいただいているんですけども、その職員が自分とこの部屋に異動してきて自分の部下になったときに、町内会のああいう、先ほども議員も言うてましたけども、朝の掃除ですね。あんなとこに出とんのかと聞いたら、そんなん出てないと。そういうことを聞きましたんで、それじゃああかんやろうと。やっぱりそこの町内会に住まわせてもろうとって、町職員としておるんやから、特に町外から来てるというようなところで、できるだけそういうことには参加して、自分の名前と顔も覚えてもらうようにせえよというようなところで指導をしてきました。摩尼マンション、ほかの職員もいてますけども、もしあれやったらほかの子らも誘って一緒に掃除に出るようなことはせえよとかということも言いました。今は、その本人については町内会の中でもかわいがってもらっているようなふうにも聞いてますんで、よかったかなというふうなことを思ってます。そういう人と人とのつながりというのを意識していくことが職員としては非常に大事なことかなというふうには思ってます。  次に、夜間の災害時のことについてなんですけども、台風ですとか大雨ですね。気象情報、気象の予測から大体先が見通せるような事案につきましては、気象台ともいろいろ情報のやり取りをしますし、向こうからもいろいろ送ってきてくれます。そういう情報をもとにして、事前に職員のほうは一定数招集しまして、役場でスタンバイをすると。夜間に避難せなあかんようなそういう事象になるようなときには、もう明るいうちから避難勧告であるとか、避難準備情報であるとか、そういう情報を早いうちに発信して、それから避難所のほうも開設して、早期の避難につなげるようにというようなことで態勢を取っております。  参集していない職員につきましても、次、状況が進んだら参集してこなあかんよというようなところで意識づけもさせてますし、当然、そういう態勢に役場が入っているときには、外出も控えていつでも参集できるように自宅でおれよというようなところで態勢は取っております。  そういうようなことは職員の参集メールというようなものがありまして、その状況をその参集メールで伝えて、今どんな状況であるでとか、そういうようなことも適宜出しておりますので、それを見れば、自宅で待機している間も、まあぼちぼちかなとか、ある程度そういうところは予想がついて、次の動きに少しでも早いこと移れるかなというふうに思ってます。そういう態勢を取っております。  それから、富貴・筒香地区につきましては、職員ももともと支所の職員だけでは少ないというところもありますので、この本庁職員の中から大体10名前後を富貴支所要員というようなところで、あらかじめ指定をして、こういう災害対応にあっては富貴支所長の指示のもとに行うようにというところで、応援の人間というのも用意をしております。  こんな態勢を組んだ中で、皆さんにはいろいろと気象情報であるとか、そういう注意喚起であるとかというようなことは、町内放送であるとか、知らせてネットを通じて適宜、的確に行いまして、安全確保に努めているところでございます。  あと、これは台風とか、そういう予測のつきやすい事案ですけども、地震になりますと、これはもういつ起こるのかというのは予測がつきません。平日でしたら職員も役場で勤務してますんで、比較的人数的には多いような状況なんですけども、夜間、休日になりますと、もうそこらは非常にちょっと心もとないというのは事実であります。  役場の職員の参集についてなんですけども、令和2年当初にうちのほうで集計したデータの中では、先ほど総務課長等からいろいろ人数がありましたけど、そことはちょっとずれが生じるかと思うんですけども、消防職を除いて正職員110名のうち、通勤5キロ圏内の職員というのは50名でした。大体45%に当たります。この5キロ以内というのは、徒歩で1時間で参集できる距離というふうなところで、こういう分類としております。実質、この本庁に5キロ以内ということであれば、もう高野山、山上のということになるんですけども、それが50名ほどになります。  ただ、その50名の中にも町外から来ている職員とかで、土日になれば実家に帰るという職員も当然います。そういう職員が実家に帰ったときにどのくらいの人数になるかなというところで推計してみれば、50名が35名ぐらいになってしまうというようなところです。  そのほか、20キロ以内ということでは21人。その次に35キロ以内ということでは32人、35キロ以上ということでは7人という分類になってきます。  実際に大地震等が起こりますと、当然、今の人数全てが集まれるわけではない。集まれる、そういう覚悟をしないといけません。当然、本人がけがをするかも分からないし、家族にけが人が出てなかなか参集どころではないということも起こるかも分かりません。こういうことから、自助、共助というのがいかに重要なのかというのは御理解いただきたい。そして、町で各町内会を自主防災組織ということで指定をして、毎年避難所運営リーダー養成講座ですとか、とにかく町内会での防災活動を推進したいというのがこういうところにあるということです。  防災の担当をさせてもらってますうちの室というところで見ますと、正職員として4名おるわけなんですけども、平日はこの4名のうち3名は高野山で住んでます。ただ、休日になりますと実家に戻るというようなことが出てきますので、実質、休日高野山にいるのは私1人というような状況です。  今、コロナ禍となりまして、不要不急の外出は自粛しましょうとかという、そういう言葉がよく聞かれるようになったんですけども、このことはもう私が防災担当になって6年ぐらいたつんですけども、その当時から既にもう自分自身として実践をしてきたようなことです。とにかく自分1人しかおりませんので、何かあったときに自分もこの山を下りとったらなかなかすぐ対応できへんなというところで、楽しみは捨てて、できる限りはこの高野の上でおろうというようなところでやってきました。  それに加えて、極力夜も早寝はしない、極力起きてるという。寝る時間もちょっと減らしとるようなところもありますし、あと酒は飲まないと、極力ね。できる限り酒は飲まない。そういうようなことを自分自身に課しながら、今、南海トラフ地震、30年以内に70%から80%の確率で起こるとか言われてますけども、それが起こるというのは30年先じゃなしに、今晩かも分かりませんし、明日かも分かりませんし、そんな状況がありますので、それが起こったときにその初動に遅れが出ないようにというようなところで、そういう心構えを持ちながら備えておるというようなところです。  私のほうからは以上です。よろしくお願いします。
    ○議長(大西正人) 3番、菊谷君。 ○3番(菊谷 元) ありがとうございました。  私が次に聞こうとしておった質問を室長がもう勝手に答えてくれたって言うたら失礼ですけど、思うところを答えてくれたのでちょっと今あれなんですけども。  今室長が言われてた町外からどれぐらい時間がかかって来れるんなというか、何人おって、ここに来るのにどれぐらいかかるんなというとこで、地震ですよね。地震とか火災ですよね。いつ起こるか。台風は予測というか、予報が出るんである程度みんな分かると思います。ただ、地震、火災は僕たちも分かりません。こんなときに本当に、住民票があるのは高野山かも分かりませんけども、住んでいる居住地から高野山、周りの周辺集落に職員が来れるのに、そういうときに、交通機関が駄目、何でそしたら来れるんなという話をちょっと聞こうと思ってたんですけども、大体のことを言ってくれたんで、このコロナというとこで、それの対策支援がある程度落ち着いたときに、町として本当に自分らが住んでいる場所からこういう危機感、危機が起こったときにどうやってくるんなという訓練みたいなものを一度考えてはみてもらえませんか。そうすることによって、自分たちが働いているこの高野町に本当に来れるのかどうか。来れなかったとき、その人たちは自分が居住している自治体の手伝いとかをするようにはなると思うんですが、やはり雇われているのは高野町です。その辺だけは肝に銘じて活動していってほしいと私たち町民はみんな思ってます、その辺は。その辺、町長さん、答弁をよろしくお願いします。 ○議長(大西正人) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 3番議員から大切な質問、お尋ねいただきました。ありがとうございます。  この職員の居住については、就任当初から自分のライフワークとしても取り組んできたところであります。居住というような概念は、一定の住まいを定めて、そこに住んで自分たちの生活を営むこと。これを職員のほうにしっかり根付かそうということで、職員にも嫌われることもありますけど、懇々とやっております。この20年、30年、このしみついた考え方というのをなかなか変えるのは本当に難しいと思います。当然、職員も町民、県民、国民でありますから、そういう国民の権利としては、当然居住の自由とか、移動の制限とか、そういったものは当然あります。しかし、この地域性、離島とか、あと僻地、こういった山間部、そういったところの公務員になるということは、ある程度というか、かなりですよね、かなり覚悟を持ってこちらを志願して、志望して就職していただいておるものと僕は思っております。  そういうところで、採用のときに、これは平成26年の臨時のあたりから、もう7年、8年になりますけど、就職の試験、1次試験で普通の試験があって、1個目の面接でまずそういうことも、副町長をはじめ担当課長が居住できるかというのも聞いてます。最終の私の面接のときも、当然、いろんなところに住むのは自由であるが、高野町の職員となるということは、やはり地域性を考えて居住するかということを聞くと、しますと言ってくれた職員を実際採用しておるところであります。  そういった中で、役場全体的に少しずつなんですが、考え方も、町長が言うとるんでというようなことで、いろいろしみわたってきてるとこもあるとこもあるんですが、中には早く町長が替わらんかなというて思ってる職員も当然おって当たり前やというふうに思います。でも、やはりこれは私個人の考えじゃなくて、町民の考え、町民の意見というようなことで、この件に関しては以前から取り組んでおるというようなことでございます。  先ほど防災の担当者が言いましたように、職員自らどういう行動をするかという自覚ですね。自覚をしっかりそれぞれの職員が持っていただく。まさに公務員は地域に対して顔の見える存在にならなければならないというふうにも思ってます。  そのような中、高野山地区ではなかなかそれはしてませんが、地域に出向いて地域担当職員という制度も3年か2年かぐらい前からやりました。それは何でしたかといいますと、先ほど議員がおっしゃったように、採用される方が町外の方も増えてきた。高野町内の方が受ける数が少ないというのもあるんですが、町外の方が非常に多いという中で、やはり高野町全体を知る必要がある。そのために各地域に出ていけというようなことで、総務のほうに宿題を出して、始めた事業が地域担当職員であります。これはいろいろな職員のスキルの問題もいろいろあると思いますが、これは根づかせていきたい、より活発にしていきたい。それと評価基準もありますので、それにもしっかり反映させていきたいというふうにも考えております。  これから高野町の地域性を考えるために、やはり町民の声というようなことで、町職員は誰に雇っていただいておるか。平野嘉也に雇ってもらってるんじゃないんですよね。名義的には町長が雇っておるんですけど、やはり高野町民に雇われておるというようなことを、職員も十分分かっておるというふうに思いますが、やはりその必要性、それを職員に対してしっかり、これからもくどく職員に対して伝えていきたい、そのように思っております。  また、議員もこれから何回か質問をするというふうなこともありますので、しっかりこの課題に対しては取り組んでまいるということをお誓いして、答弁とさせていただきます。  以上です。 ○議長(大西正人) 3番、菊谷君。 ○3番(菊谷 元) ありがとうございます。  4番目なんですけども、職員の町内居住の必要性とその意味をどう考えているのかということで質問しようとしたんですけども、これもまた町長が先に答えてくれたみたいな、そんなことになってしまいまして、ここ日本国憲法第22条の中に、居住移転の自由というのがうたわれてるんですけども、ここにも地方公務員法もやっぱり別にありまして、第6節服務第30条、第32条、第33条、第35条、または高野町消防署員服務規程。これの中には職員は高野町内に居住しなければならないという文言があります。こういうことも含めて、また地方公務員法の中に第8節、福祉及び利益の保護、第3款、第46条の中に、公務員を守るというような法律もあると思います。  これも踏まえた上でちょっと聞きたいんですが、地方公務員法とか、高野町の消防署の服務規程を守った上で、この最終の第46条の公務員を守るという法律が適用されるのか。この高野町の、ちょっとこれは消防だけになって申し訳ないんですけども、服務規程を守らずしても、この46条が職員として上に不服があったらこれを伝えていくというような感じのことを、僕はこの法律を見て思ってるんですけども、そういうことを言ってそれが通用するのかどうか。通常、社会ではやっぱり会社とかは社内規程とか、それを守ってこその法律であって、それを守らずして、こんなんあかんやないか、あんなんあかんやないかという上司に対して文句というか、自分の主張を通すというのは通常あまり見受けられないことなんですけども、今高野町の中ではそういうことも少なからずもあるかなと僕の面では思うんですが、その辺、もう一回悪いんですけど、町長さん、どう思われですか。よろしくお願いします。 ○議長(大西正人) 辻本総務課長。 ○総務課長(辻本幸弘) 失礼いたします。  ただいまの御質問でございます。地方公務員法等に基づく御質問をいただきました。  まず、地方公務員法第30条ですね。服務の根本基準というものがうたわれております。これは職員は全力を挙げて専念しなければならないというようなことでございます。  次に、32条につきましては、法令等及び上司の職務上の命令に従う義務ということで、地方公共団体の機関の定める規程に従い、上司の職務の命令に忠実に従わなければならないというものでございます。  それと、もう1点が46条です。勤務条件に関する措置の要求ということで、職員は給与、勤務時間その他勤務条件に関しまして公平委員会に不当なことがあれば要求することができるというふうな地方公務員法となっております。  今、質問いただいた件の中で、この30条、32条、これを守った上で46条が適用されるのかというようなことでございますが、これは町の顧問弁護士のほうにも確認をさせていただきました。この法律自体につきましては、各個々の条文といたしまして別々に考える必要があるというようなことで、必ずしも守った上で46条ということは言えないということを聞かせていただきました。しかし、46条が出された場合でも、これは内容によっては却下ができるということでございます。  ちなみに高野町では今まで46条は出されたことはございません。最終的に話がつかないということになりましたら、当然、最終裁判で決着するというような流れになるかと思います。  私のほうからは以上でございます。 ○議長(大西正人) 3番、菊谷君。 ○3番(菊谷 元) ありがとうございます。  最後の質問なんですけども、これは僕の感情論と捉えてもらっても結構です。我々も消防団に加入しています。昔から僕らが教えられたことは、消防署ができてからの高野町の話になりますが、消防署員が火元に直近しています。そのときに、消防署員に水を与えなければ消防署員は死ぬと。殉職するということですね。そういうときに、消防団としてまず何ができるか。まず、消防署員に送る水を絶対に止めてはならない。なぜかというと死ぬからと。これが消防団としての僕らに伝わってきた教えです。その教えもあって、やっぱり我々はふだんから消防職員とは現場へ行ってもやっぱり信頼関係があって、消防職員から教わることも今はたくさんあると思います。ただ、その消防職員の中でこの服務規程違反をされてしまうと、我々今後消防団員として非常にやりにくくなってきます。もう本当に火災現場、万が一大震災が起きたときに、そういう状況のもと、今後本当に密な状態で協力し合えるのか。そこが町民の中からでもやっぱりそういう気持ちを伝えてくれということは最近本当に増えてきました。  このことについて、強制的には私たちも言えないんですけども、できればそういう我々の気持ちも酌んでほしいということだけは町長のほうから職員のほうにお伝えください。  私からの質問は以上です。よろしくお願いします。 ○議長(大西正人) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 3番議員、ありがとうございます。  非常に高野町のこの課題、当然うちだけの問題でもなくて、全国的にそういうような課題で苦しんでおる自治体もたくさんあると思います。  先ほども言いましたけど、二、三十年しみついたこの流れというか、考えを変えるのは本当に厳しくて、何を今さらというようなことを言われる、思ってる人も多いと思います。でも、今だからこそ、よりそれが大切に考えていかなければならない課題としていかなければいけないというふうにも思ってます。  消防の服務規程にも触れていただきました。服務規程を解消するというのは当然、私の責任でもあります。住所を移したということだけでいいますと、95%の職員が住所を移していただきましたが、やはり居住するという、一定の住まいを定めて、そこに住んで自分たちの生活を営むというようなことが居住の定義でもあります。それが服務規程であります。規程に反すれば処罰されます。やはりそういうことに関しては、今後、住民からの意見、非常に強い意見というふうなこともしっかり捉えて進めてまいりたい。  また、当然、高野山の、高野町全体の安全、そして安心を考えるためには、消防団の活躍なくしてはどうもできません。消防本部、また消防団が心が通じ合う。言葉を選んで言わないといけないと思うんですが、「あの消防士のためにおれら頑張るで」と、消防士の皆さんも「団のみんな、ありがとうよ」といって、こういう心が通じ合う、そしてこういう居住問題とか、そういった見えない壁が取り払われて信頼関係が以前よりも増すように、さらに努力してまいりたいと思います。どうかこれからもよろしくお願いします。  以上です。 ○議長(大西正人) 中西消防長。 ○消防長(中西 清) 私のほうも、先ほど3番議員が言われましたとおり、職員と団員の信頼関係が損なわれないように、これからもしっかり職員に指導してまいりたいと思います。  以上でございます。 ○3番(菊谷 元) よろしくお願いします。 ○議長(大西正人) よろしいですか。 ○3番(菊谷 元) はい、以上です。 ○議長(大西正人) しばらく休憩いたします。  昼からは、午後1時からの再開といたします。            午前11時48分 休憩            午後 1時00分 再開 ○議長(大西正人) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  それでは、一般質問を続けます。順番に発言を許します。  5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 失礼します。  私、せっかく一般質問の機会をいただきましたので、総合診療所北側に整備された駐車場の現在の使用状況について質問いたします。  現在の使用者は、職員何名、町民何名、企業があれば何件か、答弁願いたいと思います。  2点目は、毎月どれくらいの使用料が上がっていますか。  3点目、今まで修繕等をしたことはありますか。あれば費用の額を答弁願います。  4点目、使用者に対して会計報告等情報を公開したことはありますか。  後は自席にて質問させていただきます。 ○議長(大西正人) 辻本総務課長。 ○総務課長(辻本幸弘) 失礼いたします。  それでは、私のほうから、診療所横の駐車場につきまして、利用者が誰かと、何人かということでございます。  まず、職員等でございますが118名でございます。その中には職員、また会計年度の職員、それから議員さん等が入って、118人ということになっております。  それから、町民の方、この方の人数というのは、これはちょっとつかめておりません。どなたでも一般的に開放しておりますので、どなたでも止めていただいて結構というふうになっております。  全部言わせてもらったらよろしいですか。  それから、次にお金、金額的なことですけれども、1か月1人1,000円頂いておりまして、月々といいますか、年ごとになりますけど、約1年間で170万円の収入ということになっております。平成26年度から令和元年度末、これまでに885万円を積み立てております。それと、あと今年度、令和2年度の見込みを合わせましたら1,050万円ぐらいの収入となって、基金に残る見込みでございます。  次に、修繕費の関係でございますが、平成30年度に、診療所の建物の横のほうになるんですが、側溝に蓋をしておりませんでした。それで危険防止のためにそちらのほうを76万1,000円かけて側溝の蓋を付けさせていただいたというものでございます。  それから、次に情報公開といいますか、その会計の仕組みでございますが、一般会計の中に歳入、これは諸費において施設利用協力金というようなことで歳入を見ております。また、歳出につきましては財政調整基金積立金ということで、こちらのほうに歳出を組んでおりまして、最終的には財政調整基金の中に、駐車場分として色分けをした形でお金を積んでいるというものでございます。  以上です。 ○議長(大西正人) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 今、現在の使用者、職員が、再任、会計年度の職員を入れて118名。町民はゼロと聞いたんですけども、最初、できた当初、町民さんからも何か利用する方にはいただくというふうな、そんな話ではなかったかなと、私が覚えている範囲では。それと、企業が何件かあるかと思うんですけども、ございましたらお願いしたいと思います。 ○議長(大西正人) 辻本総務課長。 ○総務課長(辻本幸弘) 一般の町民の方には、当初からお金を頂くということにはなっておりません。  それから、企業のほうですが、今までは紀陽銀行、それから宿坊組合、農協ですかね、一応いただいておりました。これにつきましてはふるさと納税とも絡んで、ふるさと寄附金という形でいただいていた年もございますし、また自身のところで駐車場として利用するところができてきたということで、今使われていない団体さんもございますので、そういったことで、おおむねその3事業所からいただいていたというものでございます。  以上です。  すみません、ちょっと間違いました。郵便局です、農協じゃなしに郵便局でございます。 ○議長(大西正人) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) それと、118名、そして企業が3件、ずっとプールしている金が1,050万ほどあるということなんですけども、これは今後、維持管理に使うというのは聞かせていただいとるんですけども、額が大きくなってきた場合、どうしようと考えておりますか。答弁願います。 ○議長(大西正人) 辻本総務課長。 ○総務課長(辻本幸弘) 一応こちらのお金につきましては施設の利用の協力金という形でお金を頂いておりますので、なかなかほかのことに使うわけにはいかないと思います。ですので、主には先ほどから申してます施設の修理・修繕、また何か必要なものがあれば購入させていただくというふうなことになってくるかと思います。  それと、このお金の中身ですが、先ほど言わせていただいた分に含めて、本庁以外、出先機関ですね、教育とか生活環境課、そちらのほうの職員が車で通勤しているという方についても、同じく1か月1,000円ということで、頂いているお金が全てでこの1,050万ほどになるということでございます。  以上です。 ○議長(大西正人) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 駐車場に照明灯もついていると思うんですけども、当然、電気代も加算されてくるんじゃないかと思うんですけども、それはどのぐらいかかっているか、分かっておりましたらお答え願いたいと思います。 ○議長(大西正人) 辻本総務課長。 ○総務課長(辻本幸弘) 駐車場の照明でございます。こちらのほうは、当初、駐車場を整備したすぐには照明はついておりませんでした。後につけたものでございますが、当然、電気代費用につきましては役場のほうで支払っているということでございまして、申し訳ないですが、ちょっと金額的なほうは今手持ちにございませんので、よろしくお願いいたします。 ○議長(大西正人) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 電気代につきましては役場のほうから支出ということで、了解いたしました。  それと、側溝が76万1,000円か、それぐらいかかったということなんですけども、今後、かかる費用としては当然駐車場のライン、はがれてくる可能性もありますし、引き直すとなったら相当な額になってくると思います。  私、これは寄附金ではないですよね。協力金という形で、だからやっぱり金額、初めて聞かせてもらったんですけども、やっぱりそこら辺を透明にしといていただかんと駄目かなと思うんです。会計報告等、これは今後していくつもりはございますか、ございませんか。お答え願います。 ○議長(大西正人) 辻本総務課長。 ○総務課長(辻本幸弘) 今の時点で、特段この部分だけを引き出して会計報告を改めてするということは特に考えておりません。というのが、先ほども申しましたように一般会計の予算の中に組み込んでおりまして、最終的には決算書というような形で出てきますので、そちらの内容につきましては当初予算、あるいは決算のとき御説明できるものかと思っております。  それから、ライン等費用がかかる、もちろんそのとおりでございますし、今はまだ大丈夫ですけれども、舗装ですね。舗装が悪くなればやっぱりあれはかなり金額が張ってきますので、その辺でもやはりお金が要るということで、この協力金が不足すれば町のまた単費を出さざるを得ないというふうなことにもなってきますので、その辺、御了解いただきたいと思います。  以上です。 ○議長(大西正人) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 先ほども言わせてもらいましたけども、私もこの1,050万も集まっているというのをちょっと知らなかったんです。こんなあれは公開しといていただいたほうがいいかなと思います。  確かに、アスファルト舗装するにはこんな1,050万円やそこらで工事はできることはないとそれは思っております。多分町から相当な負担を出さなければきれいにはならないと思いますので、どんな形でもいいんで、このくらいたまってますよとか、そんなんをちょっとしていただけたら非常にありがたいと思うんですけども、いかがなもんでございますか。会計報告せえとは別に言うておりません。どこかへ資料提供というか、そんなんを出していただけたらと思います。 ○議長(大西正人) 辻本総務課長。 ○総務課長(辻本幸弘) そうですね。そうしましたら、一応毎年あります決算報告といいますか、委員会のときに、何らか資料をつけていると思うんです。その中にこの駐車場分ということで、歳入歳出分かるような形で明記をしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(大西正人) 5番、中迫君。
    ○5番(中迫義弘) 住宅で使用している駐車場代とはまた違う形になるかなと思いますので、できましたらそんな形をとっていただけたら非常にありがたいかなと思います。  この駐車場ができたときに、維持管理に費用がかかるということで、議員有志も賛同し使用料を払っています。今後、年に一度は、先ほども課長が答弁していただいたように、会計報告等していただけたら非常に分かりやすく明瞭な会計になるんかなと思いますので、お願いしたいと思います。  それと、最後になりますけども、私の地区の防火水槽近辺の整備ですが、町職員、本山職員、消防職員の皆様の御協力によりまして、きれいに整備整頓され、こんなことはあっては駄目なんですけども、万が一、火災等、民家火災が起こったときに初期対応ができるかなと、町民も非常に喜んでおります。このことに感謝を申し上げ、私の質問を終わりたいと思います。 ○議長(大西正人) それでは、順番に発言を許します。  4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) 失礼します。  私のほうからは、今回2つの質問をさせていただきます。  1つ目は、新型コロナ感染症の収束を見据えた多角的な取組を。2つ目は、福祉政策の充実と健康長寿のまちづくりについてです。  現在、本県及び関西圏の感染状況は減少傾向にある中で、ワクチン接種の開始情報が伝えられ、収束への希望が膨らむ一方、首都圏では緊急事態宣言の再延長、加えて変異ウイルスの感染者増など、予断を許さない状況でもあります。  前回、定例会でコロナ関連諸施策の検証の上に立って、高野町としてコロナと闘う姿勢で諸施策を打ち出すことが私たち住民の安心・安全を守ることにつながるとの思いで質問いたしました。今回はその後の約3か月間の重点対策とその状況について、そして今後の収束を見据えたアフターコロナといいますか、そうした対策について伺います。  まず、これまでの町内事業者、観光関連事業者等への種々の支援策に関して、朝もちょっと関連した質問、答えがあったんですけども、その申請状況と支給等の実績、実施実績について、どう捉えていますかと、評価している点。また、課題として捉えていることがあればお願いします。  そして、併せて今後も経済回復が見通せない厳しい経済状況にありますが、国の予算、さきの第3次補正予算も含め、また県の予算に基づいた効率的な効果的な財政運営が必要かと思います。今回の議会でも町の補正予算、新年度予算に組み込まれた新型コロナ関連の予算も審議されると思いますが、主要な政策の実施計画、ねらいとか、内容も含めて伺いたいと思います。  ここから後の質問は自席にて行います。 ○議長(大西正人) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 議員御質問の部分について御説明をさせていただきます。  まず、高野町のほうで行ってまいりました支援策、1つ目が、高野町観光事業者等緊急支援補助金30万円の新型コロナウイルス感染症の罹患対策を行う補助金ですけれども、これを使われた方が187件、金額としましては4,991万4,000円を3月中に最終お支払いする形になります。  それと、高野町事業継続化支援金、これは前回もお答えしましたとおり、232の事業所に対して3億1,800万1,305円を給付させていただきました。これにより、緊急事態宣言の発出の後、観光客がゼロになった中、一時金という形で、観光事業所に支援ということで有効に機能したかというふうに思っております。  3つ目が誘客のキャンペーンの関係ですけれども、2つありまして、まずコロナに負けるな聖地高野山応援プレミアム付商品券。これにつきましては、一般向けの分が1万7,000冊、これは11月16日に完売をしております。それと、町民分としてお渡しさせてもらった分が2,857冊、計1万9,857冊が出ております。額面としましては、9,928万5,000円の金額となっております。町民分につきましては、2月末まで利用ができましたので、最終的な数字というのは現状まだまとまっておりません。  あと、南海電鉄の1万人御招待キャンペーン、高野町、宿坊協会、商工会等協力して行った分ですけれども、1万人を招待するということで、当選を1万人出しました。そのうち2月末の期限までに引換えをされた方が6,262名いらっしゃいます。ということで、宿坊等で利用できる、宿坊の宿泊もしくは中食で利用できる分ということで、1,878万6,000円分。商店等で同じように利用できるクーポンということで1,878万6,000円。これは最大の金額です。全てを使い切るかどうかというのは個々によって違いますので、使わない場合も出てまいります。そういったものの集計についても、3月末までございますので、最終的にはまた御報告せなあかんのですけれども、現状ではちょっとどこまで使われているかというのはちょっと分からないところがあります。  経済対策として行った支援策としてはそのような数字で、効果をもたらしてきているんではないかなというふうに思っております。  以上です。 ○議長(大西正人) 中尾企画公室長。 ○企画公室長(中尾 司) 失礼いたします。  4番議員御質問の給付金等についてです。  先ほど観光振興課長から説明させていただいた事業のほかに、水道料金の無償化をさせていただいております。水道事業、簡易水道事業、上下水道事業、生活排水事業、農業集落排水事業。それと、それらの事業の対象とならない世帯の方に対しまして、無償化の措置をさせていただきまして、4,688万1,000円の金額について無償化をさせていただいております。  以上でございます。 ○議長(大西正人) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) できるだけ観光事業者、関連業者、土産物店等も含めて、効率的な支援策、下支えをするということで、ほぼ効果を見せたということなんですけども、次の、この後、これからなんですけども、事業者、事業所からはこれまでは先ほど来の各種支援策等で何とか危機をしのぐことができたが、コロナ禍が長引くとこれから先の見通しのほうが難しいという声も聞きます。町内において、収入減のため引き続き厳しい経済状況、経営環境に置かれ、各種の事業所が打撃を受ける一方、従業員の方々の収入減も見込まれ、家計が打撃を受けることも懸念されると思います。こうした方々への町として支援の継続も含めて、計画や準備が必要と考えますが、どう対策されますか。  また、消費喚起策です。外からの誘客キャンペーン等もあるかと思うんですけども、例えばプレミアム付商品券をさらに計画する等、具体策は検討されていますか。  また、町のほうでは高野町版ハローワーク無料職業紹介事業等の開設をしていますが、その問合せ件数でありますとか、就業につながった実績等があれば、お知らせをお願いします。 ○議長(大西正人) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 議員御質問の件ですけども、非常に頭を痛めているというか、難しい点かなというふうに思っております。経済活性化につながる消費喚起策を打っていくということ、打っていけば人が集まってまいります。それによって新型コロナウイルス感染症の罹患リスクが高まるというところで、非常に相反する部分を持つ中で、まだ議員おっしゃられたとおり、大阪周辺は発出が解かれましたけれども、東京近郊は延長されたと。また、変異型のウイルスの割合が増えているというようなニュースも出てきております。  こういう中で、ワクチンの接種というところがなかなかまだ向こうが見えない中、罹患リスクというのが低減するのがまだもう少し先になるというふうなことがある中、やっぱり高野町というのは高齢者の占める割合が非常に大きいと。そういう中で、どんどんどんどん消費喚起策を打っていくことで、人を入れていくことが本当にいいのかどうかということも含めて、非常に難しい判断だと思っております。  今後の対策については、新型コロナウイルス感染症の蔓延状況をもう少ししっかりと見極めまして、どのタイミングで、どのような支援であったり対策を行うのかが有効であるか。また、国のコロナ対策の特別交付金みたいなものが拡充をされていく、そういうふうなことがあって、いろいろと検討させてもらった上で、必要があれば改めて議会のほうに提案をさせていただく形になるのかなというふうに思っております。  どうしても今の状況の中でどういう手を打つのがいいのか、いつ打つのがいいのかというのはなかなか決めかねているというのが現状です。  以上です。 ○議長(大西正人) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) 見通しにくいところですし、観光参拝者の皆さん、大歓迎という部分もあるんですけども、非常に本当に難しいと思います。  職を失うとか、今のところ就業できないという方なんですけども、そうしたハローワークのようなこともホームページ等で上げて広報活動もしているんですけども、実態のほうはなかなか進んでないんですか。それともかなり有効な手立てとなっているのかという部分を先ほど伺ったんですけども、いかがですか。 ○議長(大西正人) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) ハローワークの事業等、やはりこの令和2年につきましては新型コロナウイルス感染症の関係で経済活動が止まっている中で、新規の募集というのもあまり上がっていない。高野町内において、お寺であるとか、商店であるとか、そういったところの募集というのを、特段、たしか相談を受けたのが1件あったか2件あったかというようなレベルですね。非常に低迷をしております。  そんな状況の中ですので、何かこういう中なんだけれども新規に起業して、拡大的に投資していくみたいな、企業の体力があるようなところがやっていただくことがない限り、ちょっとなかなか難しいのかなと。やはりそれは新型コロナウイルスの状況が改善をしていって、国内、国外から観光の皆さんが戻ってくるとなったときに、やはりしっかりとしたものになるのかなというふうに考えております。 ○議長(大西正人) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) 行政のほうから情報をたどって支援を、連絡をというか、情報提供をするという家庭もあれば、なかなかそういう救済の手をという声というのはなかなか上げにくいというふうにも聞いています。その辺の何とかダイヤルとか、いろいろ相談窓口はあると思うんですけども、そのあたりにまで目が行き届くような仕組みといいますか、アンテナを高くして情報提供もお願いしたいと。もちろん物質的な、経済的な支援も大事だとは思うんですけども、よろしくお願いしたいと思います。  併せて、次です。経済回復には参拝観光者の皆さんの来訪者増はぜひともと思う部分があるんですけども、これからを見通して、感染の防止策であるとか、予防策の徹底強化は必要だと思うんですが、そのあたりの今の段階での対応策について伺います。  それと併せて、社会経済活動の活発化に伴いまして、個人、集団の移動範囲が広がり、感染リスクも高まります。こうした不安視する声にどう応えて払拭するかというのも課題だと思うんですけども、感染防止策の徹底強化、対処方針をお願いします。 ○議長(大西正人) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 高野町におきましては、各事業所、宿坊であったり、商店であったり、飲食店であったりなんですけれども、かなりこの新型コロナウイルス感染症の感染対策、罹患対策というのは実施していただいているように感じております。これは高野町から高野町観光事業者等緊急支援補助金、これも出しましたし、和歌山県の事業を利用されて感染対策、設備の改修とかを行ったところもあります。それによって、かなり高いレベルで感染対策がなされているんではないのかなというふうに思っております。  あとは皆さんが気をつけて、例えば体温を測れるようにするとか、アルコールを置くとか、そういったところもやっていただいておるので、安心して来ていただける参拝観光地になっているというふうに思います。  ただ、今後も気を緩めずに、マスクの着用、手洗い、アルコール除菌、ソーシャルディスタンスの確保、換気、加湿、こういったことを徹底して行っていただいて、より罹患リスクの低減、罹患しない状況の維持というものを努めていただければなというふうに思っております。  また、昨年もそうですけれども、矢立、高野龍神スカイラインの入り口、そういったところに、参拝観光に来られる方に対して注意喚起の看板、ソーシャルディスタンスをとってくださいとか、マスクを着用くださいとか、そういったものですけれども、そういったものをしっかり掲示をしまして、来られる方に対しても感染対策の徹底の協力をお願いしていきたいと、そういうふうに考えております。 ○議長(大西正人) 井上防災危機対策室長。 ○防災危機対策室長(井上哲也) 今、茶原課長のほうからも、観光の受入れ側、態勢というところでのお話がありましたけども、全般的なところでも、まずは今までの基本的なことを繰り返していくというようなところかなと思います。  現在の県内の状況なんですけども、昨日の時点で、入院治療中の方というのは9名おられます。そのうち橋本保健所管内の方は1名というところで、この第3波、1月22日は県内で149名の方がおられました。そして橋本保健所管内では1月11日の時点で15名と。ほぼほぼ収束の方向にあるわけなんですけども、茶原課長も言われたみたいに、とにかくここで気が緩むということ、それが一番怖いのかなと。そういうことで議員が心配されるような再拡大というのも十分に起こり得るというようなとこです。  大きな第4波を招かないためには、感染防止としてはもう皆さん、この1年、ずっと繰り返してきていただいたことなんですけども、基本的な予防策というのを油断なく徹底していただく、これに尽きるのかなというふうに思います。  行政側として、私とこの防災危機対策室で今日も行っておるんですけども、除菌水の配布、これは今後まだまだ継続していきます。それから、マスクやフェイスシールド、それからアルコール消毒液とかいうようなコロナ対策の用品というもの、これの備蓄についても意識して進めていくということです。  ワクチンの接種というのはまた今後始まっていくわけなんですけども、そしてそれに効果というものを期待しているわけなんですけども、ワクチンを打ったということで安心して気の緩みが生じないように、気を引き締めるための注意喚起というのも今後必要になってくるかと思いますので、そのあたりは適宜行っていきたいなというふうに思っております。  以上です。 ○議長(大西正人) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) そのコロナ対策で、私も町内の飲食店で商工会のほうからそんなふうにアドバイスを受けて、補助があるって知らんだんやけども、ぎりぎりで利用してこれを設置したんやというような、空気清浄機なんかを置いてます。そうしたことが隅々まで行き届いていれば、また安心して利用できるなとは思います。  それと、コロナ対策用品等の備蓄も今からしていますということですが、また昨年のマスク支給が非常に効果も上げましたし、ありがたかったんですけども、そうしたあたりもまた検討いただけたらと思います。  次に入ります。自粛ですとかステイホームを続けて、これは日本全体でもあると思うんですけども、心身共にかなり疲弊しているという中で、住民の健康増進、健康維持を図ることが必要だと思います。どのように進めていくか、具体策や計画をお願いしたいと思います。  ちょっとせんだっての新聞、3月3日の朝日に、外出を控え3割が認知機能低下ということで、60歳以上の3割近くがそういうふうな傾向が見られたということで、筑波大の教授らの調査があったそうです。ちょっと紹介してみたいと思います。  回答の結果、コロナ前と比べて理解や判断など認知機能の低下があると認定された人は、11月時点で約27%に当たるということで、5月の調査から比べると2.1倍増えたということです。大半のお年寄りの活動は元どおりに戻っていないと指摘して、運動不足や会話の減少によって脳への刺激が減り、心身に悪い影響を与えていると見ていると。さらに心配されるのが、秋冬の3波の影響だ。春以降に介護認定を受ける人が増えることが心配される。感染予防をしながらどう地域活動の場を継続していくか、工夫が求められるとあります。そのあたりで、非常に高齢化の実態がある中でそのあたりも心配するところではありますが、よろしくお願いします。 ○議長(大西正人) 尾家福祉保健課長。 ○福祉保健課長(尾家和代) 4番議員おっしゃるとおり、私どものほうでもコロナ禍においてどのような健康づくりの事業を進めていくか、介護予防の事業を進めていくかというようなこと、本当に課題であると感じる1年でございました。  1年たっていろいろな情報も出回っている中で、やはりきっちりと換気をするだとか、きっちりと手指消毒をして、主に会食を避ける、飲食を避けるというようなことを心がけて、集まるんであれば、集まっていくことも難しいことではないというようなことも感じております。実際に、保健師が行っております健康相談もそうですし、サロン活動ですね、地域におけるサロン活動なんかも、少しずつではございますけれども、また復帰してきています。  もちろん飲食ということは少し避けておりますけれども、これから、明日もそうなんですけれども、ウオーキングということで、ウオーキングと言ってはいるんですけども、おうちに帰られたときに、なかなかコロナの中で1人で外出するのも外出しにくいとかというようなお話もありまして、おうちの中でやっていただけるようなストレッチでありますとか、そういうことを今重点的にウオーキングの時間を使ってやっております。そういう少しずつ工夫をしながら住民の皆さんの健康づくり、介護予防というようなところ、また通常のときと同じような形で実施できるように努力をしていきたいと考えております。  来年度、ちょっと私どもが計画している中で、今までは保健師の健康づくりは健康づくり、地域包括の介護予防は介護予防ということで、事業別にいろいろと捉えて住民の方に関わりを持ってきていましたけれども、少し住民の方々は、私たち行政は担当ということを持ってますけれども、住民の方にされましたら、行政で仕組みづくりをするに当たっては同じ相手やということもあります。健康づくりで介護予防、いろいろな切り口で話をしますけれども、全て一体的、一貫した取組であるということで、医療・介護・福祉・健康づくり、そのあたりを一体的に捉えた事業展開。具体的にはこれから計画づくりを行いますが、住民の皆様に効果をしっかり感じていただけるような事業展開をこの4月から考えていこうということで、今計画をしているところでございます。  以上です。 ○議長(大西正人) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) 一体的に捉えるというのはなかなか難しいですけども、こうしたコロナ禍の中で実働するのは難しいところはあるんですけども、工夫して取り組んでおられるということなので、よろしくお願いします。  続いて、先ほどの動きとも関連するんですけども、感染状況も慎重に見極めながらになるかと思いますが、町の主催の、また関連の行事等の持ち方、オリンピックの聖火のこともあったんですけども、そうした持ち方内容、形態等を見直しながら、検討した上で実施する方向になれば、町内各地域のそうした動きも若干対策を取った上でできるのかなと。昨年度というか、今年度、軒並みコロナ関連で見合わすということが続いて、地域の中のほうもなかなかちょっと意気消沈しているというような現状はあると思います。音頭を取るという意味ではないんですけども、町もいろいろ工夫をしていただいて、実施の方向でと思うんですが、いかがですか。 ○議長(大西正人) 答弁願います。  平野町長。 ○町長(平野嘉也) その件のお尋ねについてお答え申し上げます。  今後のいろいろな行事に関しては、基本的にコロナの感染状況を踏まえた中で、またするのであればコロナ対策を十分した上で、できる限りしていきたいとそのように考えております。先日も、昨日ですね、火祭り等も開催されました。かなりの感染対策もされ、また来られる方も自分で感染対策もしながら来てくれております。そのようなことで、去年と今年とはまた全然状況も変わってきておりますので、まずは事業をしていくということを念頭に、状況も考えながら進めていくという姿勢でおりたいと思います。  以上です。 ○議長(大西正人) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) ちょうど年度の切替え時期にも当たりますし、そうした各地域の行事、催しの計画も取りやすくなると思いますので、ぜひそういうモデルのような形で先頭を切る中で、注意喚起も図っていただけたらなと思います。  2つ目の福祉政策の充実と健康長寿のまちづくりについてお聞きします。  今年度、町民の健康づくりの一環として実施しました高血圧ゼロプロジェクトですが、この結果について、また集団検査から分かった特徴ですとか傾向があると思うんですけれども、その結果をこれからの健康保健行政の中でどう反映させて、どう活用するのかについて伺います。 ○議長(大西正人) 尾家福祉保健課長。 ○福祉保健課長(尾家和代) 健康長寿のまち宣言に基づく高血圧ゼロプロジェクトでは、令和2年度から3年間で血圧を取り上げ、住民の皆さんの健康管理や健康づくりへの意識づけにつながる取組を実施することといたしております。本年度は、町民及び高野町で働く人々を対象に、2週間血圧測定を実施していただき、血圧データをとるとともに、健康意識に対するアンケート調査を行ったりいたしました。そのほか、動脈硬化検診でのデータも合わせ、今年度620名の血圧データの取得を終えております。年齢といたしましては、15歳から94歳までの方が対象となっておりました。  そのデータでございますけれども、ちょっと統計的には620という数字がどうなのかということもございます。ただ、皆さん、せっかくチャレンジしていただきました2週間の血圧測定のデータでございますので、令和3年度を終えたところではもう一度集計はいたしますけれども、一旦620名の血圧データを整理いたしました。その結果、620人のうち、約73%に当たる454人の方が正常血圧であられました。その約14.5%、66人が血圧のお薬を服用されていました。また、高血圧の領域に入る人は166人でしたが、その39%近くの64人の方がお薬を飲まれているというような結果が出ております。  何が言いたいかといいますと、お薬を飲まれていながらも高血圧の状態が続いている方も中にはおられると。そういったところを個人個人のデータをもとに、これはもうすぐにお医者さんにおつなぎしないといけないなとか、かかりつけのお医者様に御相談くださいというような指導をさせていただいた個人の方々もおられます。まずそういうふうな血圧から読み取れます体の状況については、保健師が個々に対応させていただいているところでございます。  そのほか、今後どのような形で保健行政につなげていくかということでございますけれども、やはり食事、栄養、運動等、健康増進事業の展開を図っていくということが最重要だと思っておりまして、そこに参加いただくということが大事でございます。どんな形で実施すれば多くの方にそういった健康教室であるとか、私どもが御用意させていただく事業に参画いただけるのかというようなことを今後しっかりと考えていかないと駄目やなと思っています。  例えば、曜日を工夫してみる、時間帯を夜間にしてみる、いろんなことを、コロナ禍ではございますけれども、来年度は検討して、多くの方々に、要は健康増進事業に御参加いただくというようなことを考えていきたいと思っております。  また、今年は若年層からの啓発、啓蒙を図るということを目的といたしまして、町内の小・中・高校生の皆様にも血圧測定に御参加いただきました。学生の皆さんには、まず健康とはどういうことなのか、血圧というのは何なのか、そういった基本的な学習の時間を事前に設けさせていただきまして、その後、2週間の血圧測定にチャレンジしていただきました。御自宅に持って帰っていただいて、おうちのお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に血圧測定に取り組んでいただいたというようなことでございます。  この取組は、やはり血圧といったら子供さんはあまり関係ないような感じもしますけれども、やはり若い頃からの健康に対する意識を育てていくということが非常に大事だということで取り組んだことでございます。  また、健診につきましては、今年度集団健診として実施いたしました動脈硬化検診、特定健診、がん検診とございますけれども、高野山地区で142名の御参加、富貴地区で58名、計200名の御参加をいただいております。詳細のデータ分析につきましては和歌山県立医大のほうでただいま分析作業をしていただいている途中でございまして、詳しくこの場でお伝えすることはできません。しかしながら、血圧の数値に関しましては、この高血圧ゼロプロジェクトと併せまして検証しておりますので、この動脈硬化健診においても読み取れる血圧のお話がございますので、参考に御紹介いたします。  高野山地区で142人の健診を受けてくださった方がおられるんですけれども、そのうちの61名の方が高血圧であられました。これは42%に当たる数字です。そのうち男性の方が45名と非常に多くおられました。富貴地区においては58人受診中18名、31%の割合で、こちらも比較的高いかと。そもそもの数字があまり大きくないですのでデータ的にはどうかと思いますけれども、一応そういうふうなデータ分析が終えております。  この辺、やはり男性の方の健診に御参加いただく数が非常に少ないということと、男性の方のほうが比較的高血圧の方が多いというように感じております。保健師のほうもその辺、これからどういうふうに、なかなかお仕事をされてたりということで、男性の方が健康教室にお出ましいただくことも機会としてはあまりないんですけれども、その辺、本当にどのように捉えて住民の皆さんの健康管理をしていくか。働き盛りの男性の方の健康管理というのは非常に難しいことではありますけれども、非常に大事なことだということで感じております。  今後は、先ほども申し上げましたけれども、介護や後期高齢医療保険等、いろいろなところと一体的に取組を進めていくということ。来年度はかかりつけ医のお医者様をお持ちでないような住民の皆さんについても、健康状態をお聞きするところから始めて、食事、栄養、運動、各指導教室につなげていきたいと考えております。健診率の向上につきましては、お医者様からお勧めいただくことが非常に効果的だということを今年感じておりますので、来年度も医療と保健事業の連携、情報共有という形をつくっていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(大西正人) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) 私もこの健診を受けさせていただいて、丁寧な後の結果説明とかいただいてありがたかったなと、意識を高めたわけなんですけども、引き続き、町民の健康長寿というのはひいては町の介護、医療保険等の保険料の軽減にもつながるかと思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  次に移ります。  次の高野町の生活協議体、いわゆる生活支援体制整備推進協議体と正式にはいうと思うんですけども、これに関連して、これは国の法制度の改正を受けて組織なり運営されている事業であると理解しているのですが、前置きになるんですけども、筒香地区では1月に、上西生活支援コーディネーター、リーダーですが、事業の内容や関連アンケートについて説明を受ける機会がありました。大変かつ意義のある事業であると思います。今回の質問に加えた次第ですけども、ただ、私も含め住民の皆さんにとってやや分かりにくい制度や仕組みになっていないのかなという思いもあります。  それで、事業の概要について、併せて運営ですとか業務の分担とかがどのようになされているのかがまず1点目です。
     そして、先ほど来出ていますが、介護予防ですとか認知症予防と本事業との関わりですね。先ほど一体的な取組を次年度からと言われてましたけども、その関係部署間の連携協力のあたりは現在どのようになっていますか。また、その進み具合を分かっている範囲でお伺いします。 ○議長(大西正人) 尾家福祉保健課長。 ○福祉保健課長(尾家和代) ただいまの御質問でございます。少し整理をしてと思いますけれども、まずこの協議体、生活支援コーディネーターといった言葉が出てまいりますけれども、そもそも政府のほうが、もう随分前から地域包括ケアシステムの構築をせよということで、地域に対して宿題が下りてきて、もうかなりの年数がたっているかと記憶しています。  地域包括ケアシステム、要は一人一人暮らしたいと思うところで暮らしたい人が暮らしていける社会づくりというような、大きな地域づくりのお話であると私は捉えているんですけれども、そんな中で、高齢者の方々もしっかり包み込んで地域づくりを、要はどんな方でもこの地域で住みたいと思う人が住んでいける社会づくりにつなげていきなさいというようなことだと思っています。  そんな中で、地域包括ケアシステムの構築をしなさいということで政府のほうから全国的に言われているんだけれども、なかなかそれが実現していきにくいという中で、介護保険制度の改正があり、その中で、今議員もおっしゃられた生活支援体制整備事業というものがつくられました。その中に協議体という、地域の中で地域のことについて語り合う、課題を洗い出して、それに対応していく、対応策を考えていくような協議体と、そういう資源と資源をつないだりであるとか、協議体の準備をするようなコーディネーターの位置づけというものが設けられています。  現在、高野町では28年10月に協議体という組織が初めて立ち上がってあります。支援コーディネーターの配置が少し遅れておりまして、平成30年4月から、これは社会福祉協議会に町から委託という形でさせていただいておりまして、社会福祉協議会の中から1名コーディネーターになっていただいております。  何度も何度もお話合いを重ねていただいております協議体の皆さんには、民生委員さん、福祉関係、有識者、シルバー人材センターの職員さんもおられます。サロンの運営者、いろんな方がお集まりいただく中で、この地域、高野町を眺めて、何が足らないか、どんなことを皆さん困っているかというようなお話合いを28年からずっと続けてこられています。そんな中で、やはり助け合いだとか、助けてあげたいとか、そういうふうな考え方が出てきました。それは何度かアンケート調査も行ういろんな中で、そういうことが明確になってきたということでございます。  実は、この3月の第2週目の金曜日に、一つアンケート調査が協議体のほうから入ります。要は、日常生活の中でちょっとした困り事がありませんか、またはちょっとしたお困り事をお持ちの方の手助けをしてもいいという方はおられませんかというような内容で、全世帯にアンケート調査ということで出させていただくということになっております。  まだそういうことで、どういうふうに今後なっていくかということはございますけれども、何か地域の中で起こしていこうということ。高齢の方が、元気な高齢者の方はまだまだ活躍していただけるというスタンスで、支援を受ける立場ばかりではなくて、高齢の方であっても人の役に立っていただける現場もございますので、そういうようなところも創出していくというようなことで、今後、どういった形で固まっていくかということはございますけれども、取りあえずアンケート調査が行われるということでございます。  以上です。 ○議長(大西正人) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) 今の課長の話にもありましたけども、暮らしのサポートセンター立ち上げのためのアンケート調査というのが、先日の連合町内会長会のほうでも働きかけがありました。こうした中身で、なかなか分かりよいアンケートになっています。私も答えたんですけども。ただ、これを高齢者の暮らしの様々な課題にどう応えていくかというのはこれからの大事な課題だと思うんですけども、そのあたり、あまり地域の実態からいいますと時間もありません。その辺を地域を越えた支え合い活動の早期の実現をと思うんですけども、各世代の中でも手助けしていいよというようなアンケートの答えもあると聞き及んでいます。そうした世代間の交流にもつながる可能性も秘めた仕組みだと思うのですが、これも高野町モデルということで周辺の地域はどうか分かりませんけども、ある程度の行程表あたりも作っていただいて、本気度を見せていただけたらなとこう思います。  そして、協議体が中心になって進めているこれから取り組む事業については、財政面の支援ですとか、支出も不可欠になるとは思うんですけども、その辺の支援、また予算化の現状、また計画についてお願いします。 ○議長(大西正人) 尾家福祉保健課長。 ○福祉保健課長(尾家和代) この事業に関しましての予算でございますが、コーディネーターの人件費は今予算化されております、令和2年度。令和3年度も要求するように段取りはできています。  この助け合いの事業に関しましての予算というものは、具体的に今のところ予算化されておりません。方向性のほうがちょっとまだ決まっておりませんので、介護保険制度の中で、そういう地域の活動の中で使えるような経費もございますので、どこに当てはめて実施していくかというようなところでございますけれども、ちょっとつくり込みにつきましては協議体の中でもう少しもんでと思っておりますので、そのように御理解ください。 ○議長(大西正人) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) かなり早くからこの中身については協議体を中心にして、社協とも連携しながら取り組んでいると聞くんですけども、町民のほうまでなかなか見えてこないという声も聞こえてきます。せっかくの目標といいますか、目指しているところは非常に現状に合わせたモデルにもなるかなと思います。  自助、共助、協働、公助ということも昨今といいますか、震災以降言われているわけなんですけども、そうした上でももう自助できるというのが限界に来ているという地域も周辺には幾つもあります。そのあたり、財政的な部分、コーディネーターの要員の費用はあるとは聞きましたけども、そうした人材の部分も併せて、育成も含めてですけども、そのあたりの自助、共助、公助の部分、必要についてはどうお考えですか。町長にお願いします。 ○議長(大西正人) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 4番議員のお尋ねでありますが、福祉保健課長が説明したように、今後、協議体の活動ということが非常にこの人口減少となっておる日本全体では共通課題として取り組まなければならないというふうにも思います。財政措置というようなこともありますが、いろいろと効率化も図りながら必要な事業をしていくということで、まずは協議体のコーディネーターの予算をお願いして、その後、事業展開をどう進めていくか、また町民に対してどう浸透させていくかというのは、しっかり役所のほうで、また社会福祉協議会とともに考えた中で、進めてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(大西正人) 残り時間が6分ほどとなっております。  4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) 地域の働く世代の方々も協力する準備はあるよということもこのあとのアンケートで出てくるかと思うんですけども、ぜひ形となって働くような仕組みづくりをお願いしたいと思います。  コーディネーターは、ちなみに町内2名の確保ですか。1名。 ○議長(大西正人) 尾家福祉保健課長。 ○福祉保健課長(尾家和代) 現在1名でございます。協議体のほうも1層、2層というふうな形で設定することが可能で、1層は高野町全体、2層というのは生活圏域ですね、中学校区であったりしますけれども、高野町においては高野山地区と富貴・筒香地区に分かれるかと思っています。現在は第1層の協議体が立ち上がっているのみで、コーディネーターも1名ということです。最大3名まで広げられるということで制度はなっております。  以上です。 ○議長(大西正人) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) 最後に、協議体の方向性とか包括ケアシステムも大体概要は分かったと思うんですけども、今後そうした内容や具体的な組織等についても、住民への情報提供も広報活動も必要かと思うんですけども、社協だよりとか、そうした中にサロンの紹介であるとか、されることもあるんですけども、ちょっと特集のようなもので、その都度といいますか、定期的にそうしたメディアも使って、ホームページ等も使って、丁寧に紹介いただきたいのですが、いかがですか。 ○議長(大西正人) 尾家福祉保健課長。 ○福祉保健課長(尾家和代) 過去にも何度か広報を使って掲載はさせていただいておるかと思います。ただ、住民の方々に浸透しなければ意味がないということであろうかと思いますので、今回アンケートを3月末をめどに集約いたします。4月に入りましたら取りまとめて、その結果も広報を通じて皆さんにお知らせするということで計画をしています。それにとどまらず、いろいろと、私も気になっているところです。協議体はある程度行政と少し距離を置いた自由なところの発想で議論していただく場所であるという考え方もありますし、しっかり行政も関わっていくというような側面もあろうかというところで、私も少し悩ましいところではございますけれども、そこで議論されていること、皆さんがこの地域に対して考えられていることというのをしっかりとまとめて、どこかで今おっしゃられているように特集を組むであるとか、社協だよりで御案内するとか、御紹介するとかというようなことで考えていきたいと思います。ありがとうございます。 ○議長(大西正人) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) 分かりました。ぜひそうした方向性、協議体が全てじゃなくて、距離を置いて、ある程度独立性も持たせながら、実態に合わせてということで、ぜひ町民に広がりを、また実効性のある取組になるように、よろしくお願いしたいと思います。  以上です。 ○議長(大西正人) しばらく休憩したいと思います。  2時20分からお願いいたします。            午後 2時13分 休憩            午後 2時22分 再開 ○議長(大西正人) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  順番に発言を許します。  8番、所君。 ○8番(所 順子) 失礼いたします。  傍聴の方、御苦労さまでございます。  本日、会議が最後となる課長さん。長きにわたり議会とともに答弁に尽力を尽くしていただいたこと、心より感謝いたしております。お疲れさまです。今後ともどうかよろしくお願い申し上げて、私の質問に入らせていただきます。  コロナワクチンについて、皆様、何か議員の方たちもたくさん聞いてはくださいましたですけれども、私も一言質問をさせていただきたいと思います。  ワクチン供給不足と聞いておりますが、先日の回覧板のチラシを見ると、住民の方は皆接種できると思っております。このようなチラシは誤解を招きます。正しい方向性で町は住民に知らせるべきだったのではなかろうかと思います。回覧には、「全員に渡るのはまだ確定できていない」とかをチラシに付け加えていただければよかったのではなかろうかと思っております。まだ医療従事者にも接種はできていない状況であると先ほどお聞きをいたしました。一刻も早く皆様に、任意ではございますが、行き渡るよう努力をするようお願いをしておきたいと思っております。  後は自席で質問をさせていただきます。 ○議長(大西正人) 尾家福祉保健課長。 ○福祉保健課長(尾家和代) 8番議員の御質問について御説明させていただきます。  まず、このチラシですね。まずこのチラシを出させていただいた2月16日現在ということで情報を出させていただきました。議員おっしゃるとおり、直ちに始まることではないので、誤解を招くという御意見と捉えております。全国的に医療従事者、国立の医療機関の医師等から接種が始まったわけです。私どもも考えまして、全国的に始まったけれども高野町においてはどういう状況なのかということで、まず第一報を入れさせていただいたというような思いでございます。  以上です。 ○議長(大西正人) 8番、所君。 ○8番(所 順子) このことに関しましては、一刻も、高野町の住民に、また医療関係者に、早く接種ができますように努力をしていただくということをお願いするしかございません。先日の橋本の会議などでは、1,000人分しかこの伊都界隈でもないというふうなことをお聞きしましたので、何というんですか、入手の難しい、困難な時期、国もなかなか決まっていない状況とはお伺いしておりますのですけれども、このことに関しては一刻も早く住民にできるよう努力をしていただきたいと、それだけで終わらせていただきます。ほかの方たちもこの件に関しましては質問をしておりますので、これはそのことだけをお願いをしていただきたいと思います。  ほかの質問に入らせていただきます。  ふるさと納税について。70億円ほどのふるさと納税が高野町に入っておりますが、現在の残高は幾らになっておりますか。 ○議長(大西正人) 中尾企画公室長。 ○企画公室長(中尾 司) 失礼いたします。  今までいただいたふるさと応援寄附金が、基金に積み立てた額が76億4,777万2,000円を基金に積み立てさせていただきました。令和元年度までに使用した、取り崩した基金が5億7,800万円でございますので、令和元年度末現在で71億少し残っているというところでございます。 ○議長(大西正人) 8番、所君。 ○8番(所 順子) いや、そんなわけではないでしょう。コロナ対策費10億の中で幾らかも使っておりますし、そして、何ですか、今度の建築費の中にもふるさと納税も含まれているはずですし、5億ということはないと思います。そして、宿坊旅館業にも1億が出ており、その中に含まれておりますか、この5億の中に。 ○議長(大西正人) 中尾企画公室長。 ○企画公室長(中尾 司) 学びの交流拠点事業につきましては、本格的なスタート、建築等が始まるのが来年度以降ということでございますので、令和元年度時点ではまだ出ておりません。令和2年度の決算の見込みとしまして、1,650万円を充当する予定でございまして、元年度決算時点ではまだ含まれておりません。 ○議長(大西正人) 8番、所君。 ○8番(所 順子) おかしいですね。学びの新築工事に47億が通過されて、もう可決されておりますよね。ですから、その中でふるさと納税を幾ら使うかとか、そういうことは分かっていないんですか。その辺のところが、今使っているのが5億だけって。そうじゃなくて、全体的にこれからも含めてどれぐらいをお使いになるのかなと、その辺のところをお伺いしてるんですよ。でないと私の質問が全く違うようになってしまうんですよ。ですから、その辺のところを、今まで予算化されて出てきた分のことをトータルでお幾らぐらいでしたんですかということを質問してるんですよ。それについてお願いします。 ○議長(大西正人) 中尾企画公室長。 ○企画公室長(中尾 司) 学びの交流拠点整備事業につきましては、そもそも実際執行された予算について充当していくということになっておりますので、今年度で執行します学びの交流拠点の事業化に係る支援事業、そのものが初めてとなります。あと後年度以降につきましてもその年に執行された金額に順次充当していくということになります。議員おっしゃる金額が最終的には充当されるという見込みでございますが、あくまでも見込みということで、現時点で執行された中には含まれておりません。 ○議長(大西正人) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 町長さんの答弁の中にも、予算と執行は別のものというふうな答弁をいただいておりますが、予算を出すにはちゃんとした、家を建てる場合だって予算をちゃんと計って、それで予算組みをして執行をするのが当然のことでありますし、執行と予算は別のものと到底考えることはできません。といいますのは、全て税金で賄って公金であります。その考えは町としては間違っておりますよ。そうすることによりますと、47億円可決した意味は何なんですか。というふうになっております。私、まだこの続きの質問がたくさんあるんですよ。先に言わせていただきますね。  ふるさと納税については、高野町に入ったお金は76億と聞きましたですけれども、これからの見込額ですね、そうすることによりますと、見込みのことについてをお伺いいたします。  小中新築費用は全部で幾らぐらいになるのでしょうか。建物だけでおおよそ47億ほどですが、そのほかの備品などはまだ出てきておりません。見込額、そうすることによりますと、執行見込額、どれほど予定をされておられますか。  そして、ウッドテーブル(机)は、昨年の説明では1脚14万と聞いております。机の天板は卒業時に記念として贈呈されると聞いているが、天板は9万円もします。そのような説明を受けております。テレビ、新聞、広報などで地産地消で作る机と、広報をたくさん大きくされておりますが、この机が1脚14万円もするとは誰も思っていないようなメディアの流し方でありました。このような見込みの金額はその都度その都度出すと。そういうふうなやり方では困るんですよ。やはり予算というものは、見込額もちゃんとした見込みの金額を出して、想定して、総合的に計画を立てて、予算というものを組むのが当然であって、その都度その都度出てきたものが予算というのはおかしいですよ、それは。それは、じゃあ今年度はこれだけしか使いません。47億の中で1,600万円しか使っておりませんとか、そういうふうな小出しのことをしていったら、予算というものはないのと等しいと思いますよ。そういうふうな予算は困ります。  そうすれば、そうですね、英語教育。債務負担行為で5,000万出ておりますが、これも、では議会が可決いたしますとしましたら見込額ということになるんですか。無計画極まりないと思いますよ。初めに予算を計上するということは、計画あっての予算でございます。その辺のところがいつも執行費と、何ですか、予算は別のもの。そういうふうな予算を高野町でしてもらったら困るんです。皆様の税金であります。  英語教育費として今年度予算5,000万が債務負担行為として計上されております。教師に英語を教える費用と伺っているが、教師は異動、転勤ですね、そういうものはないのでしょうか。子供も教師も勉強できる状況をつくったほうが、方法がよいのではないのでしょうか。5,000万円は多額で、多額過ぎます。一過性のものであっては税金の無駄遣いになるのではないですか。これが債務負担行為ですか。複数年にわたる契約で支出が確実なもの、期間、内容、限定額を決めておき、将来払っていく行為と、こういうものが債務負担行為とあるんですよね。公室長のおっしゃるとおり、5,000万円の予算を出しときますよ、その都度今年は2,800万円、今年度は出ておりますよ。あとの残りは数年にわたり、その都度その都度お支払いをしていくという。そういう内容がはっきりしない、いい加減な予算としか思いません。そういうふうなやり方は。幾らこれに使って、今回予算はこれに使いますというふうなことを町政はやっていただきたいと思いますよ。  私たちもこれ、ふるさと納税、見込額も聞いておりません。そうすることによりますと、ふるさと納税、あと幾ら残ってるのかという、そういう計算すら議員は立てられないんですよ。そういうふうな町政はやっていただきたくございません。はっきりとこれにはこれ、見込みもこれですと言って、あと残高、ふるさと納税はこれぐらい残りますと、そういうふうな答弁をいただきたいものと思います。  今までに関しまして、私、ここまでのところで答弁をいただきたいこと、教育委員会、教育次長さん、教育長さんにも答弁をいただきたいと思います。 ○議長(大西正人) 中尾企画公室長。 ○企画公室長(中尾 司) 事業の詳細については後ほど教育委員会のほうから御説明をさせていただくと思いますが、私のほうから、まず債務負担行為のことについて、基本的なところをお話しさせていただきたいと思います。  債務負担行為につきましては、先ほど議員もおっしゃられましたとおり、議会で認めていただいた限度額の範囲内で後年度の事業をできるというものでございます。先ほどおっしゃられました四十数億の事業費につきましては、その限度内でこれからの年度の中で事業化をするというもので、歳出についてはその限度額以内で執行するということになります。  ふるさと納税をそれにどれだけ充てていくかというところにつきましては、それぞれの年度で補助金ですとか、起債ですとか、使える財源がほかにもございますので、それらの財源を充てた残り、不足する部分についてふるさと納税、ふるさと応援寄附基金を充てていくという形で予算化をしていく予定でございますので、御了承いただきたいと思います。 ○議長(大西正人) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 補助金やそういうものも入ってくることも聞いております。  そして、去年でしたか、決算特別委員会で、じゃあコロナ対策費の1億でしたかね。それが公室長に、あなたは本当にふるさと納税からは使っていないんですかという質問をしたことがございますよね。そうすることによりますと、特別決算委員会の中で1億使いますと。じゃあ、議場で町長も室長も一切使っておりませんって言ったのはうそだったんですかと言ったことを私は記憶に覚えております。そういうふうな右にころころ、左にころころ振るような予算じゃ困るんですよ。ふるさと納税、本当にこれだけ今残っていても、これからどんどんとお使いになるという見込みがたくさんありますじゃないですか。そういうのを計画してふるさと納税というものを使っていかないと駄目だと思いますよ。  補助金は学校関係では23億でしたですか、前にお聞きしたときに。その分は補助金として出ます。しかし、あとの残り、二十数億はふるさと納税か高野町の税金か、公金か、その辺は存じ上げませんけれども、それは出るということは確実になっております。そういうものも見込みも入れてのことをお尋ねしているのに、本年度だけ使った分はこれだけですって、そういうふうな答弁じゃあ私たちも計算ができません。そして本当に幾ら要るんだろうかと。議員として、あと幾ら高野町に残高、ふるさと納税があるんだろうかとか、高野町の財政は幾らあるんだろうとか、そういうふうなのがさっぱり分からない状況にありますよ。  そして、室長の答弁も、町長さんが何やら紙をお渡ししておりますけれども、訳の分からん答弁をいただいてもさっぱり分かりませんわ、そういうのは。ちゃんとした答弁をしていただきたいです。  それでは、教育委員会の方、答弁いただきたいです。 ○議長(大西正人) 中西教育次長。 ○教育次長(中西 健) 失礼いたします。  8番議員の御質問について説明させていただきます。  事業費については、全ての事業費で46億9,700万円というのが本学びの交流拠点整備事業に係る事業費でございます。その中にはやはり入ってない分というのもございます。前回も御説明させていただきましたが、コンサル料であるとか、備品、引っ越し費用、あとテニスコートですね。あと倉庫撤去とか、あとグラウンド付近の町有林の整備であるとか、システム代とか、施設の維持管理等々が入ってない部分というのもございます。  ただ、建物については、実際小中学校と、そして体育館、プール、給食センター、そしてこども園という部分が入ってますし、周りの少し外構とか、グラウンド整備等については47億円のほうに入ってございます。  あと、これから補助金等も取っていける分については積極的に行きたいとは思っております。  大体令和3年度から主に給食センターの工事というような形で、実際金額的には上がってきます。具体的には令和3年度には6億2,108万7,500円という金額が、実際令和3年度、造成と給食センターということで上がってくるような形になっております。そこから4年、5年、6年ということで、4年間にわたりまして予算を計上することになっております。  一番大きいのが令和5年ということが一番大きくなってくるかと思います。その次に4年ということで、校舎等を建てる建築の際には大きくなってくるかと思います。  あと英語のことに関してなんですけども、英語のことに関しましては実際新年度予算で債務負担行為ということで5,100万円計上させていただいております。それは主に令和4年から7年の4か年について、計画的に、以前も団体、ブリティッシュ・カウンシルというところから計画が上がってきております。その分に係る計画に沿った金額でございます。その4年後、今後、恒久的に英語教育が継続できるような、そういうシステムを構築するために計画的に上げる分でございます。ですので、そのときの4年で終わるというわけではなくて、今後を見据えた上での計画ということで御理解いただければと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(大西正人) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 小中一貫新築の分につきまして、補助金は大体お幾らぐらい入るのか。その辺のところは教育委員会では分かっていると思うんですよね。大体建築費は幾らと出ておりますので、ですからその辺のところをちょっと教えていただきたいのと。  そして、この英語、先ほどの質問では、先生が異動しないのかということを私は聞いているんですけれども、その辺のところの答弁もなかったので、その辺のところを答弁いただきたいのと。  そして、先生が異動するということもなきにしもあらずで、校長先生も異動、そして先生も異動するというのは、学校の在り方だし、今までもそうありましたので、せっかく5,000万円ものお金をかけてブリティッシュ・カウンシルですか、それをやって、先生に英語を教えて、それを子供たちに教えていくと。そういうことを計画なさっているわけで、そうすることによりますと、英語をマスターした教師たちは、じゃあほかの学校に異動しましょうと。そうなりましたときには、その先生はその英語をもってよその学校に行ってしまうんですよね。そうすることによりますと、また新たに来た先生は、また一から英語をそれで教えていかなくちゃいけないという、そういうふうなことになっていくのではないかなというふうに思いますよ。  やはり高野町の子供たちも英語教育は大事です。しかしながら、英語というものは本当に難しくて、私も海外に住みましたですけれども、そう簡単に英語は、日本人でも日本の漢字も分からないという方もたくさん日本人の中にもいらっしゃると思いますよ。英語もやはりそういうふうに難しいです。私も長く住みましたですけれども、そんなに、娘はネイティブイングリッシュをしゃべれますけれども、私はそこまではまだ行きません。聞けてしゃべれる程度というんですかね、なかなか英語は難しいなというのが実感でございますよ。
     ですから、5年、4年計画ですか。先生たちがその間に数人も替わられたら、せっかく5,000万も出して、それを持ってよその学校に行ってしまうというふうなように私は懸念をいたします。そういうことであるならば、やはり先生も子供も勉強できる方法を持っていったほうがベターではないかと私は思っているんですね。先生に教えて、それが先生から子供たちに教える。その先生が異動しました。じゃあ次はまた新たに一から勉強せなあかん。そういうふうな繰り返しになるんではなかろうかと。4年ぐらいでしたら異動もあるかないか分かりませんが、ちょっとこの件に関して、町当局が先生に教えて、教育委員会からこう言っておりますが、とても難しいことをこのようにお金をかけて、そしてどういう類いのもので5,000万もかけて、家1軒建ちますよ、豪邸、5,000万でしたらね。それをかけて英語教育になさるというのは、大変な公費だと思います。それで本当に子供たちが英語がしゃべれるようになるんであれば、次から次へと生徒たちは替わっていきますしね、先生も替わっていきます。そのときはどうなさるのかなという思いを持ちます。そのことについてはどんなお考えをお持ちですか。 ○議長(大西正人) 中西教育次長。 ○教育次長(中西 健) すみません。先に補助金の関係ということでちょっと御説明させていただきます。  まだ、今ワークショップ等を行って実施設計に向けて計画中でございます。ですので、それが出来上がって、実際本当にこれで建てていくというようなことになってからどういう補助金がいけるのかと。今ももちろん調査はしてるんですけども、額が具体的に決まってくるのかなと思っております。今しばらくお待ち願いたいというふうに思います。  以上です。 ○8番(所 順子) 先生のことは。 ○議長(大西正人) 森下教育長。 ○教育長(森下英男) 8番議員の御質問に説明をさせていただきます。  まず、その事業、それと教員に関してのお問合せだったとこのように理解しておりますので、お答えさせていただきます。  事業内容につきましては、12月議会でお答えをさせていただいたとおりでございますが、まず本町が考えておりますのは、中学校3年生の卒業する時点で、どの子も英語が話せるということを大きな目的として立ててございます。これに関しまして、どのような英語教育をしていけばいいのかということが考えられます。令和2年度から小学校、令和3年度から中学校で新しい学習指導要領が展開されます。小学校はもう既にスタートしております。中学年では週1時間、年間35時間、高学年は週2時間、年間で70時間という、もう教科となって授業をしておるわけです。この時間を使って中学校卒業までに子供たちにどうしたら英語が身につくかということでありますが、小学校1年生から中学校3年生まで、この英語について系統的に授業を進めてまいりたいとこのように考えておるわけです。  その中で考えておりますのは、今議員御指摘があったとおり、私もいろいろと悩みもしましたし、勉強もさせていただきました。そしたら、どうしたらこの目的が達成できるかということを考えたときに、やはり一番簡単なのは、俗に言います駅前留学のような、ECCのような先生に直接子供が指導を受けたらいいのではないのか。実際にこれをやっているところもございます。これにつきましては、毎年毎年その講師に関する報酬が支払われるわけです。ですから、その事業を継続しようと思いますと、永久にその報酬が継続されてしまうわけになってしまいます。本町においては、ブリティッシュ・カウンシルという専門家を招聘いたしまして、先生にその指導方法をお教えいただく。ブリティッシュ・カウンシルに関しましては、カリキュラムを作成していただく。さらにその指導方法も指導していただく。 ○8番(所 順子) 短くまとめてください。 ○教育長(森下英男) すみません。そういうような形にしますということであります。  教員については、確かに指摘のとおり異動もございます。それも考えました。そのために高野町においては一つのシステムを作りたいなと思ってます。ですから、4年かけて高野町の英語教育を身につけるためのシステムを構築して、これをずっと続けていく。確かに異動はございます。異動につきましては、次異動してきた人に関しましては、そのシステムを使いながら、永久にこれをやっていくわけです。ですから、四、五年かけてそのシステムを構築するということで、その5年が終われば一応高野町としての英語教育のシステムが完成し、それを使うということで、来られた先生、異動した人はそのまま、来られた人はそれを使ってさらに英語教育を充実していくという形を考えてございます。  以上が私からでございます。 ○議長(大西正人) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 何はともあれ、これほどのたくさんのお金をお使いになるんですから、本当に子供たちが英語をしゃべれるようにする、そういうふうにやっていただかないと、このお金が無駄になってしまいますので、その辺のところを肝に銘じて、責任を持って教育長、教育委員会、教育次長ですか、やっていただかないと、このお金が無駄になりますので、どうかよろしくお願いいたします。  次の質問にまいりたいと思います。  そうして補助金のことも、先ほど教育次長さん、まだ決まってないとおっしゃいましたですけれども、そういうふうなことは建物を建てる前に補助金は幾らかとか、そういうふうなのは結構調べてちゃんとしてからそういう計画をせなあかんとは思っておりますので、まだその辺のところは分からないというのは、あまりにも無責任。もう着工する寸前でございますよ。もう事務所も建つような気配も聞いておりますし、建築が始まりますのに、それに補助金は幾らもらえるのかは分からないというのはとんでもない話でございます。全て計画をして、そして47億手前の建物ですか、47億の建物を建てる。そして外構部分、そしてデザイン設計5,000万もそれ以外に出てるんですよね。日建株式会社からも。そういうふうな類いもまぜますと、48億はもう使って予算可決されておりますよ。そういうことで可決イコール使うというふうな形でございますので、金額は決まっているんですから、その金額が可決してるんですよ、議場で。ですから、計画なかったらこんな金額を出したらあきませんやないですか。今頃補助金は幾らか分かりません。じゃあ、備品は幾らか分かりませんというふうなことでは困るんですよ。備品は大体幾らぐらい要ります。そして、建物にこれだけ要ります。道路、修理、プール、全てのものがこれだけ要りますということを計画の中でしないと、そんな無計画の中でお金が次から次へと出せるわけないですよ、高野町も。そういうふうなことはやめていただきたいですね。  やはり個人の家を建てるんでも、計画して、1軒幾らです。はい、3,000万の家を建てます、5,000万の家を建てますって、それ以上のものはかかってきたら施主は文句を言うと思うんですね。ですから、やはり建築する前にそういうことをちゃんと練って、分かりません、これから補助金幾ら来るか分かりません、そういうふうなあやふやなことはやっていただきたくないんですよ。補助金幾ら来ます、こういう中でこの金額の中でこれをやります。ちゃんとした公金です。自分のお金ではないんですよ。皆さんの税金。ですから、その辺のところは1円たりともはっきりしない金額は困るんです。そういうことを頭に入れていただきたいです。 ○議長(大西正人) お静かに願います。 ○8番(所 順子) 次の質問。診療所の副院長が4月から院長に昇格する予定です。昇格すればお給料は幾らになりますか。 ○議長(大西正人) 苗代診療所事務長。 ○診療所事務長(苗代千春) 8番議員さんの質問について御説明させていただきます。  今現在の院長給と同等、年額約1,700万円程度になります。  以上です。 ○8番(所 順子) 今までは、副院長のときは。 ○診療所事務長(苗代千春) ほぼ変わりがございません。  以上です。 ○議長(大西正人) 8番、所君。 ○8番(所 順子) そうすることによりますと、名誉院長さんも1,900万ほどだったと。幾らでした。名誉院長は幾らですか。それは幾らですか。 ○議長(大西正人) 苗代診療所事務長。 ○診療所事務長(苗代千春) すみません。院長職になりましても、今の院長代理になりましても、金額はほぼ変わりなく、1,700万です、年額。 ○8番(所 順子) 年額ね。院長も名誉院長も。 ○診療所事務長(苗代千春) はい。 ○議長(大西正人) 8番、所君。 ○8番(所 順子) そうですね。それでは、院長に町長が任命された医師は高野山には住んでおらないというふうに聞いております。院長住宅に住んでいただけるのですか。 ○議長(大西正人) 苗代診療所事務長。 ○診療所事務長(苗代千春) 私が聞いておりますのは、院長住宅に住むということではないんですが、引き受けた理由といたしまして、住民の命を守るために覚悟を決めて引き受けさせていただいたと聞いております。  以上です。 ○議長(大西正人) 8番、所君。 ○8番(所 順子) やはり先ほど3番議員さんも質問ありましたですけど、職員の町外に住んでいらっしゃる方というんですか、そういうふうな質問がございましたですけれども、診療所の院長さんに命をかけてというほど住民のことを守ってくださるんであれば、院長住宅に住んでいただいて、お若いので夜間診療もせめて2日ほどでもやってはいただけないのかなとは思っておりますし、希望したいと思いますね。今現在いらっしゃるお医者さん。名誉院長と院長、そしてお若い方お一人いらっしゃると思うんですけれども、この病院の医師たちは宿泊、夜の夜間診療ですね。それには一切携わっておりませんよね。携わってくださっているんですか。それは何日ぐらい携わってくださってますか。 ○議長(大西正人) 苗代診療所事務長。 ○診療所事務長(苗代千春) 今現在、当院の院長代理、そして県から派遣していただいている医師なんですが、月4回程度は。 ○8番(所 順子) 月4回。 ○診療所事務長(苗代千春) はい。交代交代で宿直業務を行っております。  また、令和3年度からは、月、毎週ですね、ほぼ毎週になると思うんですけど、月5回程度、宿直を行う予定になっております。  以上です。 ○議長(大西正人) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 病院の予算が繰り出しがずっと、病院ではない、病院のときより診療所になってからですね。病院のときよりも予算繰り出しがずっと多く続いておりますよ。今年の新年度も1億7,000万円も出ております。診療所内で何事もことを済ませるのではなく、12月にも言っていたように、ほかの病院と統合し、住民の命を守ることを考えるべきだと私は思っておりますし、町長の最初の公約はどこに行ったんですかねと思います。今は診療所、十分とは思いません。夜間診療も全て充実しているとは思えません。初心を忘れず、やはり夜間診療ですかね。12月には町長の口から、夜間診療もなくすという意見が審議委員から出ているということをおっしゃいましたが、審議委員を任命されているのは町長です。前町長が診療所に、平野町政にはベッドを取り外し、入院施設がなくならし、今度は夜間診療すらなくすようなことを言っておりましたが、本当に住民のことを考えてくださっていないというような発言でございます。あなたの最初の公約は、全ての住民の安心、安全を守り、お医者様を連れてきて、安心をさせるというのが最初の公約でございました。それがいつの日か、どこかに飛んじゃってるじゃないですか。いつの間にか小学校、中学校新築ですか、そちらの方向に向いていって、建物ばかり修復、新築というふうなことに行っているように見えて仕方がございません。やはり高野町に今一番大切なのはやはり診療所でしょう。診療所にした責任もあると思うんですよ。診療所を充実しない限り、住民は安心して暮らすことができません。  診療所内で副院長を院長にする。そういうふうなことでございますよ。この今度院長になられる方、お若いと思います。ということは、副院長が空いてきたということになりますよね。副院長に院長よりお年を召した方がもし来てくださった場合は、やりにくいんではないですか。お若い院長に仮に副院長がよそから町長が連れてきたときでも、何となく上下関係がおかしくならないかなという、こういうふうな懸念もいたしますが、その辺のところはどのようにお考えでしょうか。その辺のところを答弁願います。 ○議長(大西正人) 苗代診療所事務長。 ○診療所事務長(苗代千春) まず、今現在の夜間診療の人数についてお知らせさせていただきます。昨年4月から2月の延べ人数といたしまして、夜間が59人、夜間救急ですね。うち木曜日が33人の状態となっております。先ほど議員がおっしゃったとおり、運営委員会で夜間の状況をどのようにしていくかというのは、例年話し合われている状態であります。現状、夜間患者が少ないことによる必要性と経費を含めて、今後、住民にとって、また患者にとってどのような方向性がいいのかを、再度しっかり運営委員会でも協議していきたいと思っております。  院長職に関しましては、今の院長代理、議員おっしゃるように非常にお若いです。前回、廣内名誉院長が院長になられたときと年齢が少ししか変わらないということもございまして、医療職で今後当院に院長の、今の院長の年齢を超える方が来られたとしても、医師同士協議して、運営に、患者のために話を、治療を進めていくと自分のほうでは思っております。  以上です。 ○議長(大西正人) 8番、所君。 ○8番(所 順子) このお若い院長さんですが、お通いでしょう。名前を出してあれですけど、廣内前名誉院長は高野町にお住まいで、院長宅にお住まいだし、現在も高野町に住んでくださっている。この院長職になられる方は、和歌山か、岩出か知りませんが、その辺から毎日通っていらっしゃるという方でございますよね。そして、ずっとこの方は高野町に住みついてくださるんですか、院長職をお持ちになって。その辺のところを答弁お願いします。 ○議長(大西正人) 苗代診療所事務長。 ○診療所事務長(苗代千春) 先ほどの話と同じことになるかもしれませんが、住民の命を守るために覚悟をして引き受けていただいたと聞いております。今後、どのような状態になるか、今現在では分かり得ないところではございますが、研修期間として週1回、他機関との連携も深めつつ、さらなる新たな知識を入れて、高野町のほうに貢献したいという思いでございますので、御理解のほどよろしくお願いします。 ○議長(大西正人) 8番、所君。 ○8番(所 順子) そのようなお考えであるんでしたら、院長宅にお泊まりをいただいて、高野町のために夜間も貢献していただきたいと。前名誉院長は、手術もし、全てを賄い、患者も診て、夜も昼も働いてきた状況にあります。今の病院の医師は9時から5時までで一応終わって、その後は宿直してくださらない以上は自由があるというふうな診療所でございますよね。1億7,000万円ものお金の繰出金を高野町からいたしますんですから、やはりその辺のところは、町長も最初の公約どおり、もう少し考えて医師確保をし、そして院長宅にお泊まりくださいよと、どうして自分が任命した院長に言えないんですか。やはり住民の命を守るんであれば、高野町に住居を構えて、院長室というものがあるんですよ。そこにお泊まりいただいて、通いのお医者様が院長というのも少し心配な部分も出てきますよね。オンコールをいたしましても和歌山からは来れませんし、そういうこともございます。その辺のところももう少し吟味して、やはりちゃんとしてから院長職に任命をしていただきたいと思います。やはりそこは町長に責任があると思っておりますので、その辺のところを町長はどのように思っているのか、答弁をいただきたいと思います。 ○議長(大西正人) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 8番議員のお尋ねにお答えさせていただきます。  まず、誤解されておるところを訂正させていただきます。診療所となりましたのは、私が町長になる前に診療所になっております。また、診療所になってから医師の確保、そして2階の有効活用ということで、かなり多機能な状況になってきております。今後も引き続き、医師の確保には努めてまいりたいというふうに思います。  また、院長になるということは、院長住宅に住むということが目的ではありません。住民3,000人の命、それをしっかり守っていくという決意を持っていただいたからこそ、4月から院長に昇格させました。本人も住民の命を守っていくというような中で責任をしっかり感じておるところであります。院長住宅に住むのが目的と8番議員は思っているのかも分かりませんが。 ○8番(所 順子) いいえ、そんなことは思っておりません。 ○町長(平野嘉也) それ以上に若い先生は活躍していただけるものというふうに思っているところでございます。  以上です。 ○議長(大西正人) 8番、所君。 ○8番(所 順子) いやいや、院長室に住むのが目的とか、そんなことは私は言っているつもりはございません。夜も病人のお世話をしていただけたらありがたいんではなかろうかと。夜間、1億7,000万も繰り出しがあるというのをお泊まりするお医者様にお払いになって、病院のときよりも繰出金が多いものと私は拝察をいたしておるんですよ。  そんな中で、夜間、急病が起こったときにいてくださったらどれだけいいのかな。一人でも、一こまでも夜間の診療に携わっていただけるためには、院長もそのようにしていただきたいという願望でございます、私の。ですから、院長宅に住むのが目的、そんなことを言っているんじゃないですよ。高野町の住民の命を守るために夜間もいてくれたら安心ではなかろうかという、そういうことを言っているだけでございますので、誤解のないように。院長室に住むのが目的、そんなことは思っておりません。  そして、最後の質問で、時間も迫りましたので、まだ大分ありますけれども。  そうですね。次の質問に行きます。また思い出したら質問しますので。  高野町の公営住宅改修費1億4,000万円計上されておりますが、本年度。今までに住宅改修、昨年の予算と合わせてお幾らになりますか。 ○議長(大西正人) 小西建設課長。 ○建設課長(小西敏嗣) 8番議員さんの御質問について説明させていただきます。  まず、町営住宅の長寿命化の改修工事について、ちょっと内容のほうを説明させていただきます。  まず、老朽化する公営住宅について、効率的かつ円滑な更新を行い、住宅の需要に対応する上で点検の強化、早期の修繕、改善等により更新コストの削減を目指し、長寿命化及びライフサイクルコストの縮減につなげるため、公営住宅長寿命化計画を策定し、また補助事業を財源として改修工事を行っております。  主な計画の内容をちょっと各団地で説明させていただきます。 ○8番(所 順子) いや、そんなことを聞いてないけど。幾ら、今年と去年でお使いになってるかということを聞いてるんですけど、予算です。 ○議長(大西正人) 簡潔明瞭に願います。 ○建設課長(小西敏嗣) まず、今年度につきましては、令和2年度につきましては、まず事業の設計監理に伴う事業費が489万5,000円。また、それに伴う工事としましては6,567万円、今事業のほうを進めております。また、来年度の予算ということでよろしいでしょうか。来年度は委託設計ということで900万計上予定としております。また、工事につきましては1億3,700万を計上予定しております。  以上です。 ○議長(大西正人) 8番、所君。 ○8番(所 順子) たくさんの修復費が出てるということですね。住宅は全部合わせて何軒分ありますか。また、何人の住民の方が使用されておりますか。簡単明瞭によろしくお願いします。 ○議長(大西正人) 小西建設課長。 ○建設課長(小西敏嗣) 失礼します。  ちょっと約ですみません。全体で220ほど団地のほうはあります。ただ、ちょっと空き家等、また災害等がございますので、今使用できるのが210ぐらい。ちょっと今募集しておりますので、そこの募集次第で、約200世帯ですね、200世帯が今使用していただいております。 ○議長(大西正人) 8番、所君。 ○8番(所 順子) それでは、昨年予算と今年、今年は議会を通過されたらどのような入札をしますか。今までのはどのような入札をされてしましたか。どこの業者にしていただいているか、答弁をよろしくお願いします。 ○議長(大西正人) 小西建設課長。 ○建設課長(小西敏嗣) 失礼いたします。  まず、契約方法ですね。契約方法につきましては入札を行っております。 ○8番(所 順子) 競争入札。 ○建設課長(小西敏嗣) はい、指名入札でさせていただいております。  まず、昨年の、令和2年ですね、令和元年につきましては、設計監理が岡本設計株式会社と契約させていただいております。また、工事につきましては、昨年は有限会社西庄西本建設。 ○8番(所 順子) 西本建設。 ○建設課長(小西敏嗣) はい。 ○8番(所 順子) 今回もその予定はありますか。 ○建設課長(小西敏嗣) あと、次に今年度、令和2年度。こちらも指名入札を行いました。設計監理については岡本設計株式会社。また、工事につきましては2つ入札を行いました。1つ目が有限会社西庄西本建設。2つ目も有限会社西庄西本建設となっております。
     以上です。 ○議長(大西正人) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 同じところばっかりですね、これ西本建設と。これはどちらの会社ですか、大阪とか東京とかいろいろありますけれども。岡本設計もどちらの住所ですか。そして西本建設ですか、これはどちらの住所ですか。 ○議長(大西正人) 残り7分ほどとなっております。  小西建設課長。 ○建設課長(小西敏嗣) 大変申し訳ないです。ちょっと住所のほうを手持ちで持ってないので、申し訳ないです。後でちょっと調べて報告させていただきます。申し訳ないです。 ○議長(大西正人) 8番、所君。 ○8番(所 順子) そうですね。将来的には住民が減ります。令和4年に職員住宅を用意をするようなことをほかの議員の中で答弁がありましたが、これを使用すれば新たに作る必要はないと思っておりますが、このようなことはどのようにお考えですか。 ○議長(大西正人) 小西建設課長。 ○建設課長(小西敏嗣) 8番議員さんの御質問なんですけども、まずは空き家にもあるんですけども、まずは今長寿命化ということで公営住宅の整備をさせていただいて、また高齢化対策ということで、1階部分も今対応させていただいております。  今の御質問につきましては、職員住宅ということではあるんですけども、まずは住民の方、そちらのほうに申込みができるような施策を進めてまいりたいと思いますので、御理解よろしくお願いいたします。 ○議長(大西正人) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 最後に、町全体に今何が大切か、そして何が必要なのか、一番高野町に何が大切で必要なのかを考えるべきで、将来に備え、予算削減をするべきだと全てにおいて思っております。建物ばかりそういうふうなところにお金をたくさん使っていくのではなく、本当に必要なところに目を向けて、予算削減をしていただく。コロナ禍でもありますし、これからの将来に向けてしていっていただかなくてはいけない状況にあると思っておりますので、やはりばらばらばらばらと予算を使うのではなく、削減をしていっていただきたいと思っております。  以上です。 ○議長(大西正人) それでは、しばらく休憩します。  3時25分、この時計でお願いいたします。それから再開いたします。            午後 3時18分 休憩            午後 3時27分 再開 ○議長(大西正人) それでは、休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続けたいと思います。順番に発言を許します。  10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) 本日最後の質問者となりました。議員の皆さん方、町当局の皆さん方におかれましては、大変お疲れのことと思いますが、いましばらく御辛抱いただきまして、答弁は簡潔で結構でございますので、よろしくお願いいたします。  私、今回質問させていただく点につきましては、2件あります。鶯谷第1号線の道路整備と交通安全対策について。これについて説明をさせていただきます。2つ目に、コロナウイルス禍支援金の交付に対する成果及び経済効果についてお答えをいただきたいと思います。  まず、高野町学びの交流拠点整備事業の執行により、高野山幹線並びに鶯谷1号線の道路整備と交通安全対策が必要だと考えておりますが、そういった考えをお持ちでありましょうか、その点をお伺いいたしたいと思います。  いよいよ高野町の学びの交流拠点整備事業が始まります。この工事につきましては、大型の車両の往来が想定されます。建設工事並びに解体工事、その他に通常の通勤、通学、商業関係者、また観光客ですね。イベント等の催しがあれば車両が行き交うことになります。  この工事現場の下には七つ辻があり、このところに信号機を設置するという話を聞いております。信号機の設置により、信号待ちを避けるため、高野幹線に並行している鶯谷1号線を利用する車両が増加することは必至だと考えております。このように考えますと、鶯谷1号線の道路整備と交通安全対策が必要だと考えるわけであります。  この鶯谷1号線は、住宅地を貫いておる道路でありますので、朝夕も作業車の運行があります。そういった点から、この鶯谷第1幹線につきまして、この建設に当たる前の事業としてどのように考えておられるかということをお尋ねいたしたいわけであります。  こういった大きな工事を施工するに当たりましては、関係する事業というんですか、ことが多々発生してくるものと私は思います。その都度考えていただきたいと。例を挙げて後ほど説明をさせていただきますが、この幹線道路についての交通安全並びに道路整備等についてのお考えをお聞かせください。 ○議長(大西正人) 中西教育次長。 ○教育次長(中西 健) 失礼いたします。  10番議員の御質問について説明させていただきます。  今回、高野町学びの交流拠点整備事業ということで、本格的に来年度から実施されていくわけなんでございますけども、その工事に伴いまして、現場に搬入される資材等の運搬に係る安全対策ということで、請負業者とも確認をしております。  まず、通学時間帯におきましては、原則、工事車両については稼働させないということで、もしやむを得ない場合につきましては警備員を置くということでございます。先ほど議員が七つ辻というんですかね、ちょうど中学校とかグラウンドの入り口の幹線から上がる辻のところに信号というお話も言われてるんですけども、実際具体的にあそこに信号をつけるというような具体的な策ということは、今のところは予定されておりません。今言うたように、通学時間帯の車両の稼働は避けるということと。  あと場内における残土なんですけども、それにつきましては場内で完結させるということで、搬出等は出ないということで、それによるダンプの運行はないということです。  あと一番は生コン車なんですけども、一番多いときで1日50台分ぐらい、50車を予定するときがございます。そのときは4立米車、4立方入れる車なんですけども、4台が1日に稼働して50台分入れるということで、1台が13回ぐらいですかね、行き来するということで、1回に何台も来て連なって運行するというような状態にはならないというところです。それに際しましては、千手院の交差点であるとか、ここのちょうど1号線の峠のところには警備員を置くというような方向で進めております。  あと、解体時における産業廃棄物の車両なんですけども、これも連日搬出するとかというような形ではなく、スポット搬出ということで、できるだけ車両等、また通学する子供たち等に支障のないような形で搬出する予定になっております。  また、工事に関してなんですけども、3月26日に、この4月から始まる工事に関しての住民説明会ということで、26日、日中と夜間と2回に分けて説明会を開く予定になっております。日中につきましては、鶯谷会館におきまして、周辺の住民の方々、直接関連するような方々に対して説明をさせていただく予定になっております。夜間につきましては中央公民館におきまして、また来れなかった方とか、住民の方で聞いておきたいというような方に対して、同じ説明会を1日に2回開催することとなっておりますので、ぜひ御参加いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○議長(大西正人) 小西建設課長。 ○建設課長(小西敏嗣) 失礼いたします。  交通量が増えて、また傷んだ道路とか、そういったところの管理の件で言いますと、道路管理としましては、傷んだ道路とか、例えば穴埋め等を行いまして補修のほうを行います。また、この路線では、危険と思われるところにつきましてはゴムポールの設置、またカーブミラーの更新を行っております。  状況にもよりますけども、必要に応じて工事業者と協議の上、安全対策の注意喚起を行っていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(大西正人) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) 信号機は置かないと。仮設信号機も置かないというような格好になりますか。信号機を置かない。そして、警備員をその代わりに置くという内容であります。しかし、これだけの工事をやるということにすれば。 ○議長(大西正人) 﨑山君、すみませんが、着用をお願いいたします。 ○10番(﨑山文雄) 曇ってすみません。  車両の量というのは増えることはもう間違いないと思うんですね。高野幹線に並行する鶯谷1号線につきましても、相当車が入るようになると思います。現在を考えてみましても、やっぱり道路も大分傷んでおります。もう亀の甲のように、10センチ角ぐらいのこういう型になっておりまして、わだちというんですか、タイヤの通るところについては若干へこんでいるというようなところも何か所かあったりしますので、車両が通るということになれば、やっぱり道の状況も考えておかなければならないと思いますし、最近、町内の役員さんの御配慮、行政のほうの補助もありまして、カーブミラーも1つつけていただいて、安全対策の一環としていただいております。  そういったことで、こういう大きな工事をやるということについては、いろいろなところに支障が出てくると思いますんで、御配慮をいただきたいと、こんなふうに思います。  これは通告はしておりませんが、今申し上げたような不測の事態というのがやっぱり発生してくると思うんですね。この前にも少し話をさせていただいたような気がするんですけれども、幹線から今の中学校へ上がる道の上水道の管が、75ミリの管が入っているわけですね。将来、こども園ができる、小学校ができる、中学校ができる、プールができる。そういった給食センターができるということになれば、75ミリのパイプでは到底間に合わないと思います。屋内消火栓も設置しなければならないということになってまいりますと、消防法にも関係してくると、こんなふうに思います。  今までの説明もいろいろ聞かせていただいておる中で、いよいよ建物ができれば、稜線に桜が植えられて桜並木ができる。そして、あの道も舗装されるでありましょう。しかしながら、上下水道管の入れ替えせないかんのやというようなことを後日になって発生したとしたら、また1年、2年の間に50センチ、60センチのところを掘りまして、入れ替えしなきゃいけない。そしてその上を舗装する。そしたら、舗装の次の舗装するまでの間、10年ほどの間に、そのままの形が残っていくというようなことにならないような方法も考えていただいて、配慮していただきたいということが大事ではないかと思います。  それから、住宅地と、それから学校との間の土手などに緑化するようなことも必要ではないかな。生活区域と学園区域と一線を置くということも大事ではないかと、こんなふうにも考えるんですけれども、そういった附帯事業が次から次へ出てくると思いますので、そういったことも配慮に入れてこの建設事業を進めていっていただきたいと、こんなふうに思いますが、いかがですか。 ○議長(大西正人) 中西教育次長。 ○教育次長(中西 健) 失礼いたします。  10番議員の御質問について説明させていただきます。  附帯事業等、外構の関係で御質問いただいたわけなんですけども、今御存じのとおり、ワークショップを行っております。その中で民間の方からいろんな御意見とかをいただいた中で、それをいかに建設または周辺のそういう外構等に生かしていくかということで、事業者が主になって意見を聞いております。今度4月の14ですか、一番最後の会については、外の施設、外部の施設についてというテーマで行う予定になっておりますので、またその中でいろんな御意見が出てくる予定にはなるかなと思います。  皆さん、非常に熱心に御討議いただいて、非常にいい雰囲気でワークショップを行っておる状態です。今度また3月10日、一番直近にございますので、ぜひまたよかったらよろしくお願いいたします。 ○議長(大西正人) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) 分かりました。  信号機のことをお尋ねしたんですけれども、信号機を設置するという話は聞いておったんで、この仮設信号機も設置しないんですか。 ○議長(大西正人) 中西教育次長。 ○教育次長(中西 健) すみません。ちょっと具体的にそれを設置するというのは事業者のほうからも声は上がってきておりません。こちらから一度そういうお話があるということではさせていただきたいとは思っておりますが、信号機というよりも警備員というような方法になっていくかも分からないというところです。  以上です。 ○議長(大西正人) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) 道路整備についてはいかがですか。現状で行かれますか。若干直されますか。この道路を走行する交通安全等についてはどんなお考えを持っておられますか。 ○議長(大西正人) 道路整備。  小西建設課長。 ○建設課長(小西敏嗣) まず、10番議員さんの道路整備についてでございます。  将来にわたってはまた道路整備は必要かと思いますけども、今の計画では現道を利用するということで進めておりますので、現道のほうのまま補修等で整備のほうを進めたいと思っております。  以上です。 ○議長(大西正人) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) 建設課長さんにおかれましては、一遍踏査されて、一遍道路の状況を確認しといていただきたいとこのように思います。  それと、関連してですけれども、今、鶯谷のほうに送られている水道管ですけれども、これはずっと役場からずっと鶯谷方面に送られている水道管というのは125ミリなんですね。そして、途中で100ミリに変更されて、その後150ミリに変わって、中学校のほうに今75ミリで上がってるんです。そのような状況でありますので、恐らく先ほど申し上げたとおり、この75では間に合わないと私はそのように思います。消防法でいうたら、屋内消火栓を設置していく中で許可になるかどうか。そんなことは建設業者がよく承知しておりますというふうなことになるのかも分かりませんけれども、それはそれでクリアできればと思います。老婆心ながらそういうことも考えております。後日になって舗装した上をまた掘って、管を入れ替えるというようなことのないように、お考えをしといていただきたいと思います。  それと、先ほど申し上げました土手の緑化ということについては、あのままですか。何か考えておられますか。 ○議長(大西正人) 先ほど答弁しましたね。  中西教育次長。 ○教育次長(中西 健) 中学校の伐採した後ということですか。 ○10番(﨑山文雄) 土手、土手、ずっと土手。 ○教育次長(中西 健) 中学校のグラウンドの下ののり面のところですか。行く行くは何かの形で植栽というか、していきたいとは思います。緑化事業とか、何か補助事業等でするような形で、子供たちに木を植えてもらうとか、そういう形でできればなと思ってます。 ○議長(大西正人) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) 緑化につきましては、ツツジとかという季節の花じゃなくて、学園と住宅との境に位置しますので、県の木になっておりますウバメガシですか、ああいうものを植えていただいて、365日青々としているようなのも非常にいいんではないかなということを提案しておきたいと思います。何かちょっと水道課長。 ○議長(大西正人) 松本生活環境課長。 ○生活環境課長(松本嘉文) 水道管の布設替え等、いろいろ御心配いただきましてありがとうございます。  現在、中学校の本管は75ミリで、そのとおりでございます。ただ、まだ実施設計と聞いてございますので、先ほど議員さんがおっしゃられましたとおり、設計業者がそれじゃ駄目よというんであれば、防火水槽と消火ポンプ等をつけて対応するでございましょうし、75ミリが細いよと、100ミリにしなさいよというふうなことであれば、事前に布設替え等を行ってまいりたいと思います。  以上です。 ○議長(大西正人) 10番、﨑山君。大丈夫ですか。 ○10番(﨑山文雄) マスクをしとるのがしんどくて、申し訳ありません。  そういうことで、手後れのないように、それぞれの部署の皆さん方の御配慮をお願いしておきたいと思います。  それでは、次にコロナウイルス禍支援金支給に対する成果並びに経済効果についてお伺いをいたしたいと思います。  これにつきましては以前にも少しお聞きしたこともあったんですけれども、法人、個人事業者合わせて232件に対し、国の持続化給付金3億円、高野町の事業継続化支援金3億円、町内で消費されたプレミアム付の商品券の1億円、これの販売によります外資ですね、1.5億円、1億5,000万円。これらを合計しますと、8億5,000万円がコロナウイルス禍対策支援金として投入されたことになります。  詳しいデータはいただいておりませんので、簡単な計算で数字をはじき出してみたんですけれども、この1件当たりにしますと366万3,000円になるわけであります。これらの支援金を申請した事業者、事業所ですね。大勢の人ではないんですけれども、特定の人の話といたしまして、この支援金をもらってうれしかったよという声を聞かせていただくことがありました。しかし、この支援金がなかったら家賃が払えなかったんや、店じまいせなしゃあなかったんや、夜逃げしなければならなかったんやといった深刻な声は、他の市町村とは違い、高野町ではなかったように思われます。  この事業者からの元年度の町民税を合わせて2,600万円、町民税が2,600万円ですね、1年に。この事業者232件に対しましては1人当たり366万3,000円が支給されているということになります。  この政府庁の持続化給付金は別といたしまして、高野町独自で行われました事業継続化支援金は、国の枠組みに合わさずともよかったのではないかと、このように思われます。事業者のみに支援金を支給したのは本当に経済効果が生み出されたのか。その点について担当者の報告をお聞かせいただきたい、このように思います。 ○議長(大西正人) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 議員御質問の件ですけれども、先ほど午前中から6番議員さんの質問に対して町長のほうが答えたとおり、やはりこの高野町事業継続化支援金、これを給付させていただいたことというのが、やはり高野町内において倒産、廃業、こういうものを発生させなかった一つの理由になっているのかというふうに思います。これは事業を継続していただくということももちろんそうですけれども、そこで働く従業員の雇用を守るということもここには加味されております。そういったことで、やはりこの事業については行ったことというのは高野町にとって大きく寄与したことというふうに考えております。 ○議長(大西正人) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) 今確かに答弁されたように法人、事業者等の従業員に対しましては潤っておるという内容であります。  例えて言いますと、プレミアム付商品券1億円の場合は、1億円に対して外資、外から入ってきたお金が1億5,000万、合わせて2億5,000万円がこの町内に期間内に消費されたということは、これは100%間違いないわけですね。それだけお金が動いたという景気回復ができておると思われます。  例えば、近年のアメリカ、中国、日本の経済状況から見ますと、アメリカと中国は確かに多少ではありますけれども伸びているんです。日本の景気はどうかといえば平行線ですね。伸びていないんです。原因はどこにあるんかということを多くの論者が説明しておりますが、やっぱり消費税を上げたということに問題があると。消費税を上げることによって金が動かなかった、物が少し高くなった。そういうのが原因だということであるようです。  このように、プレミアム付商品券のようなこの扱いというのは、ある期間にそれだけのものが高野町で消費した、それだけ金が動いたというのが、非常に経済効果があったんではなかろうかと。そういうようなことから考えて、もう少しこういう面においてこれだけの経済効果が上がってるんですよというような説明をいただければうれしいんですけれども、そうではなかったんでありましょうか。その辺をもう一度説明をいただきたいと。
    ○議長(大西正人) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) プレミアム付商品券につきましては、町外の方に販売をさせていただいた分が1万7,000冊、これについては1人1冊当たり2,000円を出して購入をいただいております。ですから、3,400万円につきましては外部から持ち込んでいただいたお金ということになるかと思います。  やはりこういったことで秋、非常に紅葉シーズンに相まって、コロナも罹患の数字も落ち着いた中で、これが町内で利用されたということは非常に大きな経済効果をもたらしたというふうに考えております。その効果につきまして、各事業所から収入であったりという部分につきましては、また税務課長のほうから回答があるかと思いますけれども、現在、申告をしている最中かと思います。そういったところで整理がなされていくものというふうに考えております。 ○議長(大西正人) 和泉税務課長。 ○税務課長(和泉ひろみ) 10番議員様の質問にお答えいたします。  支援金等の交付により、例えば何千万、何億という経済効果があった場合、事業者の売り上げは増加すると思われます。しかしながら、必ずしもそれが町民税等に直接反映し、税額が上がるということにはならないということです。収入等が増加したことによっても、何かしらの経費に使われたりとかいうこともございますので、直接影響がどのくらい出るかというのは、現在確定申告のさなかでございまして、またその結果がどのくらいになるかというのは、その結果で賦課した後にまた分かることかと思いますので、現在においてはまだちょっと予想はできておりません。  以上です。 ○議長(大西正人) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) すみません。非常に効果が上がっていくというような内容のお話だったと思います。確かに2年度の決算でどのような数字が出てくるかということが楽しみの一つであるとこのように思います。  もう一つ、担当課長さんにお聞きしたいんですけれども、高野町で元年度の決算で町民税を納めていない事業者等がおりましても、今回のこの支援金の給付には該当しておるんですか、していないんですか。232人のうちに入っておられるんですか、入っておられないんですか。 ○議長(大西正人) 和泉税務課長。 ○税務課長(和泉ひろみ) 御質問にお答えいたします。  このたびの国の持続化給付金、また町の持続化給付金につきましては、収入が前年度と比べて下がったというところでございますので、所得が上がっているということではございませんでしたので、経費が売上げを上回った場合はマイナスの決算になるかと思いますので、課税・非課税は関係ないところでの施策だということでございます。  以上です。 ○議長(大西正人) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) 該当しているということでいいわけですね。  今回のコロナ対策持続化給付金等につきましては、いろいろやっぱり新聞紙上では問題が起こっております。帳簿と保険証を脅し取った少年が、個人事業者と偽ってインターネットを利用して中小企業庁に給付申請をしたと。そしたら100万円すこっと送ってきたというような事件が発生していることをこの前新聞で見ましたが、やっぱりこういう高野町ではないですけれども、こういった公金を扱う部署につきましては、管理、監査等については真剣に取り組んでいかなければならないんではないかなと、こんなふうに感じましたので、余分ではありますけれども、報告をさせといていただきます。  これもそういった資料のうちから見たんですけれども、こんな例があるわけですね。地方交付税で不交付団体というのが日本で76件あるそうです。そのうちの神奈川県の茅ヶ崎市で、寒川町という、町じゃなくて「さむかわまち」と仮名が打ってありますけれども、非常に健全なまちのようであります。ここで、町議会が発案しまして、町長が予算計上して、使用期間3年1月末までということでプレミア商品券を発行しております。町民は非常に喜んだと。超人気であったと。これを求めるために行列をざーっとしているのを映像で見ましたですけれども。そして、これが町内で消費された年度はちょうど1月末日。そして、2月に入って2日から6日まで議会選挙が始まった。そして投票日が2月7日。何かおかしな状況ですなというような論評をしておるところがありました。  やっぱり問題点は、このお金とか税金のばらまきではなかったかなと。やっぱりこういう商品券を発行するということについては、コストが非常にかかると。商品券の作成するとか、行政側の書類を作成せんなんとか、印刷業者に依頼をせんなんとか、これを運営するために運営会社業務委託、民間ですれば民間に業務委託、そういう中で利権が生じてくると。  このような勤勉の精神が宿るこのようなまちに、こういうものを取り入れたために、勤勉の精神が失われたというような論評をしておりましたですけれども、やっぱりこういうものについては慎重によく考えて対応していかなければならないんではないかなと、こんなふうに私は考えました。  これからもまだまだ継続していくコロナウイルス禍問題がありますが、だんだんだんだんこれが収束すればいいんですけれども、まだまだできないということになれば、これに関する費用がかかっていくことになります。どうかその点もよく御配慮の上で、今後の運営に御努力していただきますよう要望をいたしたいと、このように思います。  そういったことについて、何か答弁、話しておかないかんというような内容のことがありましたら、お聞かせしていただいたらよろしいかと思いますが、いかがでございましょうか。 ○議長(大西正人) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 今、議員さんお話しいただきました。当町につきまして、今回のプレミアム商品券というのは、やはりコロナ、よく分からない中で参拝観光客がほとんど減ってしまった。外国人観光客も来ない。非常に沈滞ムードがあった中、秋の紅葉シーズンに併せて打たせていただいたことで、非常に活気を呈したというか、あれだけコロナで沈滞ムードが多かったところ、やはりお客さんが来てくれて、商店、食堂、宿坊、そういったところでもお客さんが来るということで非常に活気が戻ったと。それがあって冬を迎えることができたというところがありましたので、この事業につきましては、令和2年のこの事業につきましては非常に効果が高かったと。それと、先ほど言いましたように、山外、町外から来られる方にも一部負担をいただいて、経済効果を高めていただいたというところですので、非常によかったのかなというふうに思います。  また、高野町の事業継続化支援金につきましては、町の滞納、これがある方は支給をしないということで、まず滞納分を整理していただいたという経緯もあります。そういったことで、町としてできることを一生懸命やらせていただいて、経済の支援、コロナ禍の中での経済の支援をさせていただいたというふうに考えております。  今後につきましては、午前中も述べましたけれども、状況をしっかり見極めた上で、必要なタイミングでどういったものを行っていくのがいいかということを再度検討させていただいて、改めて議会のほうに諮らせていただくという形になるかと思います。その際にはまた御議論いただいたらと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(大西正人) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) ありがとうございます。そのような評価であったようでありますので、少々気も休まるところでございます。  私がやっぱり一番心配するのは、心配するというのか、このコロナ禍で町民自身も同様に困窮している町民がいるわけですね。例えば、コロナ禍で失業した人、給料を減らされた人、収入が大きく減った人、独り親世帯とか、住民税非課税の世帯とか、町外の病院に入院して、通院しておられる方、その家族がこの救済に非常に費用もかかっていると。町内に病院がないがために、こういった余分な費用を住民が負担していかなければならないというようなことになります。そういう点では自助、自分で自分を助ける、ほかのことについては共助というんですか、近所の者が助ける。そのほかの公費等につきましては公助というんですか、公のところで助けてあげなければならないんではないかと。そういった何かの形で公助、いわゆる行政も考えていっていただければなとこんなふうに考えます。今後の問題でございますので、一つ発言の意図するところをお酌み取りをいただきまして、今後、御配慮いただきたいとこんなふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  もうこれで質問を終わりますけれども、これについて何かありましたら一言、言葉をいただければと思います。 ○議長(大西正人) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 10番議員のお尋ねにお答えさせていただきます。  コロナ禍ということで、様々なところに経済的な影響が出ておるというのはもう事実であります。昨年春に国のほうから定額給付金が出されました。これにも賛否がやはりありまして、ほとんどが貯蓄に回ったというようなこともございます。やはりその当時、困ったところに的確に支援できないかというような話もありましたが、時間的余裕もなく、あのような形になったのかな。また、国会議員が言うてましたが、あれをすることによって、国民の意識も少し変わってしまったというところが問題だなというふうに言ってました。何が変わったかといいますと、支援金を出しなさいというようなムードが国に対して多く向けられたということが今課題になっている最中でございます。  今後、企業におきましてはやはり雇用調整助成金、雇調金がまだまだ延長されます。また、いろんな融資もございます。そういったものをしっかり活用していただいて、また生活困窮というようなところに関しては、それはもう国が責任を持って支出するように、私であれば町村会、議会であれば議長会、地方六団体を中心に、そういう要望をしっかり上げていきたいというふうに思っているところであります。  また、年度をあけてなんですが、何をしていくかというところもあるんですが、令和3年度の国の予算の中で、コロナ対策の交付金がしっかり獲得できるようになれば、国が出すようなことがあれば、しっかり令和2年度の事業を検証して、そのときの状況に応じた事業を展開してまいりたいと思います。  以上です。 ○議長(大西正人) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) それぞれ答弁をいただきましてありがとうございました。  私の説明も不十分であったと思うんですけれども、意図とするところをお酌み取りをいただきまして、今後の業務に御配慮いただきますよう要望いたしまして、終わります。 ○議長(大西正人) これで一般質問を終わります。  以上で、本日の日程は全て終了しました。  お諮りします。  議事進行の都合により、3月10日は休会としたいと思います。御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(大西正人) 異議なしと認めます。したがって、3月10日は休会とすることに決定しました。  本日はこれで散会します。  御苦労さまでした。                午後 4時10分 散会...